JR東日本は19日、車両の入換作業や回送列車の牽引用として、交直流電車E493系を1編成(2両編成)新造し、2021年春以降、首都圏エリアに先行して投入すると発表した。 E493系の外観イメージ(JR東日本提供) JR東日本では、車両の入換作業や回送列車の牽引用に機関車を使用しているが、国鉄時代に製造され、老朽化が進んでいるため、新型車両となる交直流電車E493系を投入することになった。 E493系は交流・直流を切り替える方式を採用しており、電化方式にかかわらず走行が可能。電車方式を採用することにより、機関車・貨車特有のメンテナンス方法や運転操縦を廃し、効率的なメンテナンスを行える点も特徴とされている。 E493系の編成イメージ(JR東日本提供) 2021年春以降に投入して性能評価や技術的検証を実施し、運用エリアについても検討の上、本格的な運用を開始する予定となっている。