文●池田直渡 写真●ユニット・コンパス 7月20日。トヨタモビリティ東京「レクサス高輪」で、565件の不正車検が発覚した。遡ること4ヶ月。今年3月にも同じくトヨタ系のネッツトヨタ愛知 プラザ豊橋で過去2年間に約5000件の不正が問題になった。 この2件の不正そのものについては、トヨタは責任を持って対処するとともに、再発防止を徹底しなければならない。筆者としてはこの件についてトヨタをかばい立てする気は毛頭なく、責任はしっかり追及したい。 さはさりとて、トヨタが悪いと糾弾して全てが解決するのかと言えばそれはそれで思考停止の感がある。車検制度そのものにも指摘すべき点は多々ある。日本という国は何かの制度が出来ると、その中身をアップデートできない。一度決まれば決めたまま、何十年でも同じルールを引っ張る。 これだけ電動化が叫ばれており、EVはともかく、ハイブリッドの普及も相当な台数に及んでいるが、駆動
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