今年2月、愛知県名古屋市JR中央本線金山駅近くのJR高架下に鉄板ナポリタンの専門店「とらのこ亭」がオープンした。鉄板ナポリタンとは、その名の通り、熱々の鉄板で食すナポリタン。盛り付けた麺の周囲に溶き卵をかけ回しているのが特徴だ。 イタリアンスパゲティとも呼ばれ、昭和30年代に名古屋市内の喫茶店で生まれた。古くから営業している店では必ずと言ってよいほど用意している。しかし、筆者の知る限り、これまで名古屋市内に鉄板ナポリタンの専門店はなかった。 経営母体はJR東海のグループ会社 早速、店の名物である「昔ながらのナポリタン」を作ってもらった。巷の鉄板ナポリタンよりも麺が太くてモチモチの食感。何よりもケチャップの味がよそとはまったく違う。酸味が少なく、味に深みがあるのだ。筆者がこれまで数え切れないほど食べてきた鉄板ナポリタンの中でも間違いなく上位3位以内に入るだろう。 「喫茶店では野菜と麺を炒めて