サントリー食品インターナショナルが製作した「ペットボトルポスト」に分別したボトルを入れる同社の和田龍夫氏=21日、東京都渋谷区(飯嶋彩希撮) 使用済みのペットボトルを回収して再生する「ボトルtoボトル」の取り組みが飲料大手各社で広がっている。ボトルの素材は原料に戻して半永久的に循環させる「水平リサイクル」が可能なことはあまり知られていない。「ペットボトルはゴミではなく資源」という意識に消費者を変え、環境への負荷を下げる循環型社会の実現に貢献すべく、各社は力を入れている。 「業界を挙げてやっていく思いで、大きなムーブメントをつくりたい」 サントリー食品インターナショナルの和田龍夫・コミュニケーション本部長は19日、郵便ポストの形をした専用のリサイクルボックスを披露し、報道陣にこう強調した。 ボックスは26日までの期間限定で東京・渋谷に設置し、ボトルが「生まれ変わって次の人に届く」とアピールす