ベイズの公式はこんな形をしている。 これは実際に使おうと思ったら、意外と難しい。 例えば PRML (5.164) 式はこうなっている。 これをベイズの公式から出そうとしたら X と Y をどうしたらいいのやら。いや、なんか X と Y に当てはめようがないのもあるぞ。 そもそも「ベイズの公式を正しく憶える」のもなにげにハードルが高い。えーと、X と Y と X|Y と Y|X のどれが上で下で……。 でも、確率の乗法公式を2回使う方法なら、簡単。 まず同時分布を見極める。 上の (5.164) 式の右辺 p([A]|・)p([B]|・) の [A][B] の位置に出てくる変数に注目しておいて欲しい。 同時分布の確率変数は [A] と [B]、つまり w と D であり、残りは given なパラメータ or 変数なので、 がここで注目したい同時分布。 次はこの同時分布を [A] に使われ