日本電産の永守重信代表取締役社長は、間違えなく日本の名経営者の1人ですが、インタビュー記事で「永守3大経営手法」というユニークな経営手法を語っています。井戸掘り経営、家計簿経営、千切り経営の3つです。 井戸掘り経営というのは、ビジネスを井戸掘りに例えたもの。井戸を掘れば水は出てくるが、次々と新しい井戸を掘ってくみ上げ続けないと、新しい水は手に入らない。経営も同じで、改革・改善のためのアイデアを常に出し続ける。現状に満足することなく、貪欲に新しいことに挑戦を繰り返すという姿勢が大事だということです。 2つ目の家計簿経営とは、収入に見合った生活をすること。主婦がやっている家計のやりくりと同じです。景気が悪くなって実入りが減ったらそれに見合った生活をする。そして子供の教育やマイホームのような将来への投資はしっかり対応する。会社経営も経費を収入の範囲内に収め、投資にも目を配ることが大切だということ