本記事では、OpenVZをCentOSにインストールする方法を説明する。OpenVZはOSレベルで仮想化を行うソフトウェアであり、個々のプロセスを完全に隔離できるようになっているため、さまざまな処理を細分化し、隔離することでセキュリティを向上させ、リソースの利用を厳格にコントロールすることが可能になっている。 Linux向けの仮想化製品は数多く存在している。そういった製品は無償のものや有償のもの、そして基本的なものから業務での使用に耐えられるものまでさまざまである。そしてたいていの製品は、Linuxホスト上でどのようなOSでも稼働させることが可能となっているのだ。 他の製品とはひと味違う仮想化製品にOpenVZがある。OpenVZはマシン、すなわちハードウェアレベルで仮想化を行うその他の製品とは異なり、OSレベルで仮想化を行うようになっているため、Linux上でLinuxを稼働させることし
ヴイエムウェアが4月22日に発表した「VMware vSphere 4」は、拡張性を高めるとともに、管理性を向上する多数の機能を搭載した製品だ。 各仮想マシンに構成できるCPU数は従来の4論理CPUから8論理CPU(インテルのハイパースレッディングを有効にした場合は4物理CPU、無効にした場合は8物理CPU)、メモリ量は従来の64GBから256GBに拡大する。IOPSは従来の10万から20万以上に向上する。例えばeBayのWebトラフィックを、サーバ当たりこれまでの3倍処理できるようになったという。 vSphere 4.0の主な新機能は、VMware FT、Storage Thin Provisioning、VM DirectPath I/O、vNetwork Distributed Switch、vShield Zonesなどだ。 VMware FTは仮想マシンレベルでノンストップ環境を
トリグラフ・インフラストラクチャー(本社:東京都中央区)は、Xenを採用した低コスト・高パフォーマンスのVPS(Virtual Private Server)レンタルサービス「VPS stock」を2008年12月8日開始した。月額利用料金は3500円から。 ユーザーに仮想マシン内のroot権限を付与し、専用サーバのように利用可能。必要に応じて、ソフトウェアのインストールなどが自由にできる。OSはCentOS5.2とDebian GNU Linux4.0の2種類を用意。また、PHP、Perl、Ruby on Railsなどの開発環境もインストール済みで、ユーザーは基本的なサーバ構築作業なしで利用できる。 メモリやディスク容量、ネットワーク使用量に応じて5タイプを用意した。最少の「S256」はメモリ256MB、ディスク容量10GB、データ転送量100GB。サービス開始キャンペーンとして、先着
Windows上でのLAMP開発 いわゆるLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP、PerlあるいはPython)環境の開発は、近年すっかりおなじみとなりました。読者の中にも業務あるいは趣味で携わっている方もいるでしょう。 しかし、その中でもクライアント環境自体もLinuxを使っているという人は案外少ないのではないでしょうか。多くの人は、日常使い慣れたWindows上で開発を行い、コードなどがある程度できた段階でLAMP環境に転送して動作確認をしているのではないでしょうか。 実際に稼働する本番環境にて、開発したシステムの最終的な動作確認をすることは当然必要ですが、開発の途中で本番環境に転送して確認するのは、手間が掛かります。そこで開発しているWindows上で何とかLAMP環境が動かないものかと思っている人や、あるいは最近急速に普及しつつある仮想化技術を用いてすでにWindo
1台のマシン上で Linux や別の OS を複数稼働させることのできる仮想化技術。最近は VMWare もかなりパフォーマンスが改善されたが (※)、Xen は OS上のOS だということをほとんど意識させないオーバーヘッドの少なさが売りだ。また、ひとつの基幹サービス (たとえば Webサービス) を OSごと根こそぎ分離するという用途においては、Xen は chroot の究極のカタチであるとも言える。Xen では、ゲストOS (子供) とホストOS (親) はカーネルもライブラリもそれぞれで持ち、ゲストは他のゲストやホストのリソースにほとんど影響を与えられないようにできているからだ。 また、例えば Apache HTTPSサービスと NFSサービスを提供したい時、ゲストOS 1 は Apache 専用にして CPU を 2個割り当ててメモリ割り当ても多めに、ゲストOS 2 は NFS
2008/06/18 Wine HQのWine Teamは米国時間の6月17日、Linuxなどの上でWindowsアプリケーションを動作させることができる、オープンソースのソフトウェア「Wine 1.0」を正式にリリースした。Red HatやSUSE、Ubuntuなど、主なディストリビューション向けのバイナリパッケージがダウンロード可能だ。 Wineは「Wine Is Not an Emulator」の頭文字を取ったオープンソースプロジェクト。x86 LinuxやFreeBSD、Solarisなどのプラットフォームで、仮想マシンを使うのではなく、ネイティブにWindowsアプリケーションを動作させることを目的としている。開発が開始されたのは1993年のことで、15年をかけてようやく正式リリースに至ったことになる。 なおWine HQではWine 1.0で動作するアプリケーションのリストをカ
VMwareがESX Serverをリリースしてから7年が経過した。VMwareはx86サーバの仮想化分野を開拓したが、今ではこのフロンティアを切り開いているのは同社だけではない。幾つもの優秀なベンダーが参入し、独自ブランドの仮想化製品を生み出している。以下では、こうしたさまざまな製品を分類・評価する助けになるように、現在市場で利用されている4種類の仮想化アーキテクチャを概説し、それらが今後数年間にどのような方向に進むかについて見通しを示す。 ホスト仮想化 最初に取り上げるのは、ほとんどのユーザーにとってなじみの深い仮想化アーキテクチャであるホスト仮想化だ。VMware WorkstationやVMware Fusion、Parallels Desktop for Macなど、デスクトップ仮想化製品は、すべてホスト仮想化アーキテクチャを実装したものだ。 このように、ホスト仮想化のアプローチ
Sun Microsystemsは4月30日、オープンソースの仮想化ソフト「VirtualBox 1.6.0」をリリースした。VirtualBoxのWebサイトよりダウンロードできる。 VirtualBoxはエンタープライズ向け用途にも耐えられる仮想化ソフトで、今回のバージョンアップはSun Microsystemsが製作元であるInnoTekを買収して以来、初めてのメジャーリリースとなる。動作OSはWindows、Linux(Ubuntu、Debian、openSUSE、Fedora、Mandriva、Red Hatなど)に加え、新たに最新バージョンのMac OS XとSolarisにも対応している。 今回のバージョンアップではシリアルATAデバイスをサポートしたほか、ゲストOSで実行中のアプリをあたかもホスト上で動かしているように表示する「Seamless window」が、Lin
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