神宮外苑再開発について事業者ーー三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター(JSC)、伊藤忠商事ーーが今月初めに見直し案を公表したのを受け2024年9月24日(火)、一般社団法人日本イコモス国内委員会の岡田保良委員長と石川幹子理事が東京都庁記者クラブで会見を開いた。 石川理事は関係するステークホルダーが参加するパブリックな協議がなく、その重要性を事業者が理解していないと批判した。 また、今回の見直し案についても開発によって水、風、熱、日照にどのような影響をが生じるか、それによって樹木がどうなるのかに全く触れていないと石川理事は指摘した。 ヒートアイランド現象 特に「ヒートアイランド現象はイチョウに非常に大きな影響を与えており、何もしなければ明日にでも枯れてしまう」と危機感を露わにした。 そのうえ、今度の再開発によって超高層ビルや新たな野球場などの「熱の塊」が多数出来てしまい、状況を悪化