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ブックマーク / note.com/ushiroyato (3)

  • きみの絶滅する前に 参考文献|後谷戸

    参考文献表(順不同) 全体 デイヴィッド ベネター『生まれてこないほうが良かった』すずさわ書店 『現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想』青土社 リー・エーデルマン「未来は子ども騙し――クィア理論、非同一化、そして死の欲動――」『思想 2019年5月号』岩波書店 榊原清玄「反生殖主義とは何か」『人文×社会/1 巻 (2021) 2 号』『人文×社会』編集委員会 江永泉、木澤佐登志、ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』早川書房 M・R・オコナー『絶滅できない動物たち』ダイヤモンド社 ブリット・レイ『絶滅動物は甦らせるべきか?』‎双葉社 ダグラス・アダムス 、マーク・カーワディン『これが見納め』みすず書房 ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』早川書房 1話 水口博也『南極ダイアリー』講談社 宮﨑正峰『ペンギンの不思議』誠文堂

    きみの絶滅する前に 参考文献|後谷戸
    ishiduca
    ishiduca 2024/08/17
  • 山月記の二次創作|後谷戸

    二度とここを通るなと言っておいたのにまたのこのことおれの前やってきた袁傪に対して、ついつい獣の性が刺激されてしまったとしても、まったくおれの責に帰するところではないと思う。 おれは彼を押さえつけながら、 「どうしてここを通ってしまったんだ」と憤懣やるかたなしに尋ねた。 「きみにもう一度会いたかったからさ」 とぬけぬけと抜かすところも腹立たしい。体を押さえる前足にも力がこもってしまうというものである。 「おい、おれが今どんなに自分を抑えているのか、きみはわかっているのか」 「だいたいのところは」 「だいたいじゃ困るんだよ」 あやしいものだ。おれは思わず袁傪の首筋に鼻を近づけて臭いを嗅いで、うまそうな香気にたまらず目をつむってしまう。 「たまんないぜ。チャーハンみたいな匂いがする」 「そんな匂いする?」 「ああもう。だめだよ袁傪。どうしてくれるんだ」 「だめではない。しっかりと意識を保ってい

    山月記の二次創作|後谷戸
  • CAさんがさっきから|後谷戸

    CAさんがさっきから「お客様の中に云々」と言っているのでイヤホンを取って耳を澄ませると、「お客様の中に機長のお父様はいらっしゃいますか」と言う。いるわけないだろと思ったけれども、そういえばおれは機長のお父さんだったような気がしてきたので「父かもしれません」と名乗りあげると、「それはよかった、こちらです」と操縦室に案内された。 ドアをノックして「父だが」と操縦室に入っていくと、おれよりも明らかに年上の機長がぽかんとした顔で「お父さんですか……?」と尋ねてくるので、改めて「父だが?」と名乗りを上げたのだけれども、「当にお父さんですか?」と不安そうな機長。 そんな顔をするんじゃない。べつに確信があってやってきたわけじゃないんだから、自信がなくなってくるじゃないかと心配になる。でもここでくじけてはいけないなと気を取り直し「当に父だが」と断言すると、機長は「良かった。運転中に不安になってしまって

    CAさんがさっきから|後谷戸
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