2008年10月に発売された『質問会議~なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか』(清宮=せいみや=普美代著、PHP研究所)が、企業の人事担当者やマネジャーの間で注目を集めている。「“質問”と“答え”だけで会議を進行する」「自発的に意見を言うことを禁止する」という独特の会議術を提唱している。「アクションラーニング」で知られるマイケル・J・マーコード氏の理論をベースにしたものだ。著者であり、ラーニングデザインセンター(東京・港区)の代表にあたる清宮氏に話を聞いた。 “質問会議”とは何ですか。 「発言は、必ず“質問”か、それに対する“答え”でなければならない」「自発的に意見を言うことは禁止する」というルールで運営する会議のことです。参加者のコミュニケーションを促し、会議の生産性を上げる効果が期待できます。日本では、変革をしなければ成長や効率化を望みにくい業界や、目先の業務に追われがちで手間がかか
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