冬の寒さを防ぐアイテムにマフラーは欠かせません。しかし巻き方によって暖かさはずいぶん違います。どのように巻けばより効果的に防寒できるのでしょうか? 暖かいマフラーの巻き方について服飾評論家の出石尚三さんに聞きました。 「アスコット・クラヴァット」という名前を知っている人はかなりのファッション通ですが、暖かい巻き方のヒントがここにあると言います。 「『アスコット・クラヴァット』はもともと19世紀の、正装用ネクタイだったものです(クラヴァットはフランス語で首巻き・ネクタイの意)。それが20世紀に入って、正装用としては下火になり、スポーツ・ウエア用に転用されることになり、いまはアスコット・タイとしておなじみになっています。暖かい結び方といえば、このアスコット・タイの結び方になります」 衣服の中の温かい空気は上に抜けるので、その出口を塞ぐことが保温につながります。そのとき少しでも保温効果を上げるの
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