印刷 関連トピックス東京電力 東京電力の女性社員殺害事件の再審請求審で、東京高検が実施していた計15点の物証の追加鑑定書が5日、無期懲役が確定しているゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(45)=ネパール国籍=の弁護団に開示された。弁護団によると、被害女性(当時39)の遺体や着衣の付着物から、マイナリ受刑者と一致するDNA型は検出されなかった、との内容だという。 再審請求審ではすでに、女性の体内にあった第三者の男性の体液と殺害現場のアパート室内にあった体毛のDNA型が一致したことが判明。検察側の希望で追加鑑定が実施された。弁護団の説明によると、追加鑑定では、女性の下腹部や口の周りのほか、殺害時に着ていたコートの左肩の血痕からも、この男性とみられる型が検出されたという。 また、女性の下着から検出された型で、検察側がマイナリ受刑者の可能性を否定できないととらえていた物証については、今回の鑑