北朝鮮は22日朝、東部の江原道元山(カンウォンドウォンサン)付近から弾道ミサイル1発を発射した。機体は十分上昇せず、空中爆発したという。韓国国防省が同日、明らかにした。米韓は機体の種類などの分析を急いでいる。 北朝鮮による弾道ミサイルの発射は3月6日に、中距離のスカッドER改良型(射程1千キロ)4発を日本海に向けて発射して以来。 北朝鮮は1日から始まった米韓合同軍事演習に強く反発。18日には新型の大出力エンジンの地上燃焼実験を行った。北朝鮮外務省報道官は20日、「我々は米国が望むいかなる戦争にも喜んで対応する意志も、能力も全て持っている」と語っていた。 軍事関係筋によれば、今月に入り、朝鮮半島の東西両岸で弾道ミサイルを搭載した複数の移動発射台が展開している事実が確認されていた。日米韓は北朝鮮が更に弾道ミサイルを発射する可能性があるとみて、動向を注視している。(ソウル=牧野愛博) 菅官房長官
![北朝鮮がミサイル1発を発射 空中で爆発、失敗か:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2483473e6a7b629151310b5b1f0c6a1732b6d901/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20170322002136_comm.jpg)