顕微鏡で標本を見る研究者(2014年7月24日撮影、資料写真)。(c)MEHDI FEDOUACH / AFP 【4月4日 AFP】皮膚を「若々しく」保つ上で重要な細胞競合を促進するタンパク質があることが、最新の研究結果で明らかになった。東京医科歯科大学(Tokyo Medical and Dental University)の研究者らによる研究結果は3日、英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。 このタンパク質「17型コラーゲン(COL17A1)」は、細胞組織の適応度を維持する重要な過程である細胞競合を促進する。細胞競合により、弱い細胞は「駆逐され」、強い細胞の複製が促される。 COL17A1は加齢によって減少する。減少により、弱い細胞が自己複製し、皮膚が薄くなり、損傷を受けやすくなるとともに、再生も遅くなる。 今回の研究は、人間の皮膚と同じ特徴を多く有しているマウスのしっぽ
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