ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (227)

  • NYタイムズですら蚊帳の外、「パナマ文書」に乗り遅れた米メディア

    なぜ載っていない? 読者から説明を迫られたニューヨーク・タイムズのPublic Editorが、同紙Deputy Executive Editorに質問をして記事を公開、同紙がパナマ文書の存在を知らず、そのため独自取材できない記事では「一面にふさわしくない」と判断したことを明かしている 世界の権力者や富裕層がタックスヘイブン(租税回避地)であるパナマの法律事務所モサック・フォンセカを使って課税逃れをしていた――米国東部時間の4月3日午後、こうした実態を裏付けかねない内部資料「パナマ文書」についての第一報が出ると、ニュースは瞬く間に世界を駆け巡った。 この「爆弾」を落とされて激震が走ったのは、中国ロシア、アイスランドやイギリスの官邸だけではない。1年以上前からこの文書の存在を知っていた世界100以上のメディア以外の報道機関も同じだ。 これまでに出ている情報によれば、発端は2014年末にある

    NYタイムズですら蚊帳の外、「パナマ文書」に乗り遅れた米メディア
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/04/11
    『ICIJが協力体制を敷くのは大手メディアというより「協力的なメディア」』 メディアという「権力」が、内部で恣意的に情報をコントロールしていることの是非は別途検証される必要がある
  • 安保法施行で日本は「専守防衛を転換」したのか

    安保関連法が施行された3月29日、新聞各紙は一面で大きく取り上げたが、「専守防衛を転換」と大きく見出しを打った朝日新聞の論じ方ははたして正しいのか 2016年3月29日、昨年の9月に国会で採択された安保関連法(「平和安全法制整備法」と「国際平和支援法」の2の法律により構成される)が施行されることになった。この日の新聞各紙の朝刊では、これについて一面で大きくとりあげており、その意義と意味について論じている。しかしながら、法案が国会を通過した昨年9月にそうであったように、全国紙においては朝日新聞と毎日新聞は批判的あるいは懐疑的な論調であり、他方で読売新聞、日経済新聞、産経新聞は肯定的な論調である。 どのような新聞を読むかによって、同じ法律の施行について対極的な印象を持つことは必ずしも悪いことではない。賛成派と反対派に分かれるということは、政治の多くの争点でそうであるように、自然なことであろ

    安保法施行で日本は「専守防衛を転換」したのか
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/03/31
    『朝日新聞の一面では、「専守防衛を転換」と大きな見出しが記されている。紙面では、「戦後日本が維持してきた『専守防衛』の政策を大きく転換した」と論じている。これは、はたして正しい論評であるのか』
  • ポーランドの「プーチン化」に怯えるEU

    要注意 ポーランドに「革命的変化」をもたらすという「法と正義」のシドゥウォ首相 Laszlo Balogh-REUTERS ポーランドは冷戦後長いこと、旧東欧における民主主義のお手として広く認められてきた。しかし、右派野党の「法と正義(PiS)」が昨年10月の議会選挙で政権を奪取して以降、それが大きく変わろうとしている。 【参考記事】ベルリンの壁崩壊20年、中欧の失望 カチンスキ元首相率いるPiSは政権の座に就くや、行政、司法、メディアに対する締め付けを強化。全土に大規模な抗議デモが広がっただけでなく、欧州連合(EU)への警鐘にもなっている。だが、経済的にも大きくNATO(北大西洋条約機構)の同盟国である国に対し、欧州委員会が制裁措置を科す可能性はほとんどない。 国際情勢を専門とするシンクタンク、アトランティック・カウンシル主催の年次カンファレンスのポーランド理事長を務めるミカル・コボス

    ポーランドの「プーチン化」に怯えるEU
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/27
    ドイツの属国になるのは嫌だ、と言う話を「右傾化」と見たらそりゃ対応を間違えるだろう。 『メディアや司法制度を政府が支配し、人々を愛国主義へと煽動する』 まさに中国がそれだが、EUは中国にどう対応してる?
  • 中国が西沙諸島に配備するミサイルの意味

    力の誇示 昨年11月、南シナ海で米海軍原子力空母セオドア・ルーズベルトを視察したカーター米国防長官 Master Sgt. Adrian Cadiz/Department of Defense-REUTERS 2016年2月16日、米国のメディアは、南シナ海・パラセル諸島(西沙諸島)のウッディー島(永興島)に、中国が地対空ミサイルを配備したと報じた。衛星画像で確認されたものだ。この中国のミサイル配備は、南シナ海における、米中緊張のエスカレーションの新たな段階である。南シナ海における米中間の緊張は今後とも高まり、対立は深化する。 ウッディー島は、中国台湾、ベトナムが領有権を主張しているが、1974年以降、西沙諸島全体を中国が実効支配している。報道された衛星画像から、ウッディー島の浜辺に、複数の車両に搭載されたミサイル発射装置やレーダーシステム等が配置されているのが確認できる。これらは、同月

    中国が西沙諸島に配備するミサイルの意味
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/21
    『理想主義が、中国に、軍備増強と南シナ海における人工島建設の猶予を与えてしまった』 『米軍の哨戒機等に対して、撃墜の意図』 『中国が譲歩することはないという意思』 中共の侵略が続く
  • 「対話と交渉」のみで北朝鮮のミサイル発射は止められるのか

    昨年夏に安保法制批判のデモを行った学生団体SEALDsは「対話と協調に基づく平和的な外交・安全保障政策」を訴えているが、現実にはそれがいかに困難かを北朝鮮の核・ミサイル問題――特に中国が自制を求めたにもかかわらず止められなかったこと――が示している(SEALDsがデモで使用していたプラカード) Thomas Peter-REUTERS 新年早々の1月7日に、アメリカのシンクタンクのジャーマン・マーシャル・ファンド(GMF)上席研究員のダニエル・トワイニングは、「アンハッピー・ニュー・イヤー」と題する興味深いコラムを寄せていた(注1)。トワイニングはアジアの安全保障問題に精通した優れた専門家で、日の安全保障政策についても冷静で公平な視点から鋭い洞察を示すコラムを、これまで書いている。 トワイニングはこのコラムの中で、2016年に想定される10の地政学的リスクを列挙して、新しい1年もまた多く

    「対話と交渉」のみで北朝鮮のミサイル発射は止められるのか
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/15
    『自らの正義のみしか考慮に入れないとすれば、それはあまりにも独りよがりで、独善的な姿勢と非難されるであろう』
  • プーチンはなせ破滅的外交に走るのか

    倒錯した論理 ロシアでは指導者にも国民にも独自の行動原理がある Sergei Ilnitsky/Pool-REUTERS 現在のロシアが抱えている最大の「外交」問題、すなわちウクライナ問題とシリア問題では、何をもって成功と判断するのかはかなり難しい問題だ。ロシアの究極の目的は何なのだろうか? 我々はしばしば、ロシアには確固たる目標があり、それに照らして進捗状況が評価されていると考えがちだ。理論的には、ロシア政府はふたつの目標がある。安定した親ロシアウクライナを確立すること。そしてシリアでは、ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)や反体制派武装勢力を一掃し、バシャル・アサド大統領が完全な支配を取り戻して内戦が始まった2011年以前のシリアを取り戻すことだ。これらふたつの目標が達成されれば、ロシア歴史的な強国としてかつての地位を回復できる。 【参考記事】ロシアの対シリア軍事介入はどこ

    プーチンはなせ破滅的外交に走るのか
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/14
    『石油とガスの価格が回復し、欧米諸国が分裂し、ウクライナの体制が内部崩壊するのを待つ』 『政権を安定的に支配している限り、プーチンは常に正しい』 EU内の親プーチン派は多い
  • なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?

    今週のアイオワ党員集会では、自称「民主社会主義者」のサンダースがヒラリーに肉薄した Rick Wilking-REUTERS 各州の予備選が始まったアメリカの大統領選では、民主党のバーニー・サンダース候補に若者の支持が集まっています。今月1日のアイオワ党員集会では、盤石と言われたヒラリー・クリントン陣営に1%未満の差まで詰め寄る一方で、今月9日に予定されているニューハンプシャーの予備選では自身の選挙区バーモントの隣ということもあって、大差での1位が見込まれています。 このサンダースですが、60年代から「反戦・反格差」を主張として掲げており、自分は「民主的な社会主義者」という立場を一貫して通しています。さらに大統領選で「政治による革命を目指す」としています。政策としては「空前の大増税を行って富裕層の富を吐き出させ」、「スウェーデンや日のような政府一元化の健康保険制度」を導入、さらには「公立

    なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/05
    『何とか産業構造の転換を実現して、これ以上の経済の縮小をストップすること、そこが重要』 それ現政権がやろうとしていて、サハがそれを妨げようとしている構図だもんなあ
  • 台湾民進党圧勝を中国はどう見ているか?――中国政府公式見解と高官の単独取材

    16日の総統選挙で民進党の蔡英文氏が690万票(得票率56%)で圧勝し、同時に行われた立法院(国会。定数113)の選挙においても民進党が68議席を得て、初めて過半数を占めた。5月には台湾史上初の女性総統が誕生する。8年ぶりの政権交代だ。議会にもねじれ現象が無く、蔡英文氏の意向が通りやすい形で台湾政治は運営されていくだろう。 1月15日付のコラム「台湾、初の女性総統が誕生するか?――そして中国は?」では、台湾国民の心情や中国人民解放軍の元高官の発言などに関して書いた。今回は、中国政府がどう考えているのか、今後どのような行動を起こし得るのかに関して中国政府高官を単独取材した。中国政府公式見解とともに、ご紹介したい。 ◆中国政府公式見解 16日夜10時、中共中央台湾弁公室(中台弁)および国務院台湾弁公室(国台弁)の責任者は中央テレビ局CCTVおよび人民日報のウェブサイトを通して、「台湾地区にお

    台湾民進党圧勝を中国はどう見ているか?――中国政府公式見解と高官の単独取材
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/01/21
    『去年の9月3日に、あえて軍事パレードを行って、台湾に「教訓」を与えたのだ。それでも島民(台湾の国民)は目覚めなかった。愚かなことだ』 芝居がかったくらいの悪役の台詞だけど、これが中共
  • 女の自爆が西欧にとって大問題なわけ

    新たな脅威 強制捜査で踏み込んだパリ郊外のアパートにいたのは、腹に爆弾を巻き付けた女だった Christian Hartmann-Reuters フランスの治安当局は昨日未明、週末の同時多発テロの首謀者の潜伏先とみられるパリ郊外のサンドニのアパートを強制捜査した。このとき現場にいた女1人が自爆したが、テロ対策専門家によると、西ヨーロッパで女性が自爆したのはこれが初めて。 AFPによれば、捜査の目的はフランス史上最悪のテロを計画したとみられるアブデルハミド・アバウド容疑者の逮捕だった。アバウドが現場にいたかは不明で、自爆した女の身元もまだ特定されていない。現場にいた一味はテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)と関係があったとみられる。 イギリスの危機管理コンサルティング会社、リスク・アドバイザリー・グループの「テロ追跡」データベースには、07年1月以降に西ヨーロッパで起きたテロのデ

    女の自爆が西欧にとって大問題なわけ
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/11/19
    『女性が残虐なテロに駆り出されるのは、警戒されずに標的に接近しやすいメリットがある上、女性の凶行は衝撃が大きく、メディアが派手に取り上げてくれるから』 その次は子ども
  • 台湾ではもう「反中か親中か」は意味がない

    それでも選挙は 馬英九の後継者として来年の総統選挙に出馬する与党・国民党の朱立倫は、中台首脳会談の評価がどうであれ劣勢が見込まれている Pichi Chuang-REUTERS 2015年11月7日、シンガポールで、台湾の馬英九総統と中国の習近平国家主席の会談が行われた。中華人民共和国成立から66年で初となる中台首脳の会談という歴史的舞台となったが、来年1月の選挙で野党転落がほぼ確実視されている、レームダックの国民党政権が主導した会談に意味があるのか。対中接近を警戒する台湾の人々は、馬英九の最後っ屁のような中台首脳会談を支持しないだろう。そう思われた方も多いのではないだろうか。 ところが意外や意外、各種世論調査では中台首脳会談支持の回答が50%を超えている。「台湾市民は対中接近に批判的なはず」という思い込みでは理解できない結果となった。馬英九の最後っ屁を支持する台湾市民、この状況はどのよう

    台湾ではもう「反中か親中か」は意味がない
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/11/14
    『中国との経済的パイプを維持して大陸の成長の恩恵を受けつつも、政治的には独立を保持』 『中国接近路線一辺倒だった馬英九ですら台湾経済の回復はなしえなかったのであり、中国頼みには限界』
  • 中台トップ会談は逆効果だった――国民党への支持率低下

    台湾中国じゃない」 先週末、台北で初の中台トップ会談に反対する若者たち Pichi Chuang-REUTERS 中台トップ会談後、国民党の支持率が下がり、野党民進党への支持率が上昇している。会談そのものが与えた視覚的インパクトと、北京政府寄りの国民党に対する支持率は別物で、総統選には逆効果だったことが判明した。 トップ会談そのものへの関心と国民党への支持は別物 11月8日(12:41配信)のコラム「中台トップ会談の結果――台湾国民は大陸を選ぶのか日米を選ぶのか?」では、11月7日夜に出た調査結果に基づいて分析したが、11月9日11:42に台湾で公表されたデーターと比較すれば、会談は逆効果であったことが明確になりつつある。 11月7日夜の時点では、台湾Yahoo奇摩のネットアンケート結果しか出ていなかった。したがって筆者はそのデータと台湾からの直接の声をお伝えした。それによれば68

    中台トップ会談は逆効果だった――国民党への支持率低下
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/11/11
    『あの握手の場面は、国共分裂後66年ぶりの両政府トップの握手であっただけに、インパクトは大きかった』 『それにより、北京政府寄りの国民党にとって有利に働いたか否かということになると、「逆効果だった』
  • メディアへの信頼度が高いだけに世論誘導されやすい日本

    現代社会にマスメディアは不可欠な存在だが、無批判に信頼するのは危険だ Danil Melekhin-REUTERS 新聞やテレビ等のマスメディアが発達した現代では、同じ情報が無数の大衆(マス)に瞬時に伝達され、国民の世論形成や意思統一にも寄与している。1億2000万人の人口を擁する巨大国家・日においても、マスメディアは不可欠な存在だ。 しかし、メディアを操作する側も人間だ。誤報や偏向報道で、誤った(または偏った)情報が流されることはしばしばある。マスメディアは重要な機能を果たしているが、それに無条件の信頼を寄せることはできない。 日の人々は、マスメディアにどれほどの信頼を寄せているのだろうか。他国と比較すると、どうなのか。国際比較で日の特徴を見てみたい。2010~14年に各国の研究者が共同で実施した『世界価値観調査』では、「新聞・雑誌、テレビはどれほど信頼できるか」と尋ねている。<図

    メディアへの信頼度が高いだけに世論誘導されやすい日本
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/10/28
    『メディアが一方的に大量伝達する情報によって、大衆は思想や心理を簡単に操作される(歪められる)』 記事中では、少年非行が増加しているという印象をメディアが作っている問題を例にしている
  • ダライ・ラマ効果を払拭した英中「黄金」の朝貢外交

    「黄金期」の犠牲に 2012年のキャメロンとダライ・ラマ14世の会見により始まった史上最悪の英中関係は終わったが(2015年9月、英オックスフォードで会見を開くダライ・ラマ) Darren Staples-REUTERS 「英中の黄金時代が到来した」習近平国家主席は21日、キャメロン英首相との首脳会談で高らかに宣言した。 なるほど、確かに英国にとっては"黄金"の到来だったかもしれない。訪英には多くの起業家が帯同し、無数の提携、契約、商談が取り交わされた。原子力発電所建設や新高速鉄道建設、インフラ整備への出資など、総額は約400億ポンド(約7兆3900億円)に達する。訪英がなくとも実現した契約も含まれているとはいえ、英国人の目には習近平が金の雨を降らせる男、レインメーカーに映ったのではないだろうか。 21世紀の朝貢外交とダライ・ラマ効果 近年大々的に展開されている「レインメーカー外交」だが、

    ダライ・ラマ効果を払拭した英中「黄金」の朝貢外交
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/10/22
    『手痛い罰を食らった英国は一転して人権問題を無視し、急速に中国と接近』 英国だけでなく、独仏も同じ。EUの偉そうに言う人権なんて、その程度の扱い
  • 「VWは変わらず素晴らしい」「問題すぐに忘れられる」、メイド・イン・ドイツを神聖視する独国民の意識とは?

    10月19日、民間調査によると、ドイツ人の3分の2がフォルクスワーゲンが依然「傑出した」車を製造していると回答した。写真はニューヨークの同社販売店で9月撮影(2015年 ロイター/Shannon Stapleton) 市場調査会社プロフェットが19日発表したアンケート結果によると、ドイツ人の3分の2が自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のイメージは排ガス規制逃れ問題で傷ついたものの、依然「傑出した」車を製造していると回答した。 オンラインで1000人を対象に調査を実施した。 65%の回答者が、問題が大きく取り上げられているとの見方に「完全に」あるいは「おおかた」同意し、VWは変わらず素晴らしい車を造っているとした。 10人中6人が、排ガス不正により長期的に「メイド・イン・ドイツ」というステータスに傷がつくことはないとの意見だった。63%は問題がすぐに忘れられるだろうと考えていた。 ドイツ

    「VWは変わらず素晴らしい」「問題すぐに忘れられる」、メイド・イン・ドイツを神聖視する独国民の意識とは?
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/10/20
    『63%は問題がすぐに忘れられるだろうと考えていた』 ドイツでのアンケート結果。これじゃ、ドイツからはまともな調査結果は出ないということだな
  • ドイツが「国境開放」「難民歓迎」を1週間でやめた理由

    ドイツが緊急措置として国境を開放し難民を盛大に歓迎してからわずか1週間。再び国境を閉ざすと発表した。難民にとっては衝撃的な政策転換だ。次から次へと押し寄せる難民の数は予想をはるかに超えており、とても対処しきれなくなったという。 今後は、この一週間の間に難民が殺到しているオーストリアとの国境近くに検問所を置く。また難民の大半がドイツへの入国手段として使ってきたオーストリアからの国際列車も運行を停止。ドイツのミュンヘンには先週土曜だけで13,000人の難民が到着し、今年の難民受け入れ数は80万人にも上るとみられている。 トマス・デメジエール独内相がロイター通信に語ったところによれば、こうした国境管理の目的は「ドイツへの難民の流入ペースを抑え、入国した人々を秩序立った手続きで迎えるため」だという。また「難民は保護を受ける国を選ぶことはできない」ことを理解すべきだとも語った。今後オーストリアとドイ

    ドイツが「国境開放」「難民歓迎」を1週間でやめた理由
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/09/16
    『難民は保護を受ける国を選ぶことはできない』 ドイツ様は上澄みをすくい取って、困った分は他国に割り振るよ、ということね
  • 抗日戦勝記念式典は、いつから強化されたのか?

    騒動の原点 毛沢東時代に行われなかった式典を始めたのは江沢民(江の肖像写真のそばに立つ衛兵) Jason Lee - REUTERS 毛沢東時代には行われていなかった抗日戦勝記念式典は、いつから行われるようになったのか? 習近平政権を読み解くには、そのきっかけと推移を考察し、逆行する対日強硬論の根源を探らなければならない。 大々的な式典は江沢民時代の1995年から始まった 8月26日付けのコラムで、「毛沢東は抗日戦勝記念を祝ったことがない」と書いたが、それならいったいいつから、そしてなぜ抗日戦勝記念式典を行うようになったのだろうか? まず結論から言えば、大々的な式典という形で開催し始めたのは江沢民時代の1995年からである。 式典という形でなく、北京やその他の地方における地域性の座談会的なものは、改革開放後の80年代初頭から徐々に始まっている。しかしそれも、江沢民が国家主席になるまでは、

    抗日戦勝記念式典は、いつから強化されたのか?
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/08/29
    『大々的な式典という形で開催し始めたのは江沢民時代の1995年』 『自分が「売国奴」あるいは「売国政権」と罵倒されないようにするために、国家指導者の対日強硬路線は強化されていく』 韓国とそっくりな構図
  • ロシアが欧州に仕掛けるハイブリッド戦争

    軍事力と世論操作などの非軍事手段を併せたプーチン露大統領の「ハイブリッド戦争」。ウクライナ介入を通じて学んだとされるその手口がますます露骨になってきた。新しいのは、極左だろうと極右だろうと、NATO諸国を内側から揺るがしそうな政治勢力に金を渡して肩入れする非軍事手段。そしてハイブリッド戦争の目的は、NATO諸国の結束を乱して攻撃を仕掛けることだ。 ウクライナ保安局(SSU)は先週声明で、ロシアが秘密のルートを介して同国の左派グループに資金を供給し、同国西部で行われる選挙に介入しようとしていると非難した。 ウクライナ最西部でEU加盟4カ国に隣接するザカルパッチャ州で、モスクワの民間団体を装ったロシアの諜報機関が左派政党に不当な影響力を行使しようとした疑いがあるという。資金提供を受けた政党の行為は国家反逆罪にあたると、公式に警告書を送付したという。 この政党が資金提供の見返りにどんな活動を求め

    ロシアが欧州に仕掛けるハイブリッド戦争
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/08/18
    『新しいのは、極左だろうと極右だろうと、NATO諸国を内側から揺るがしそうな政治勢力に金を渡して肩入れする』 昔からでは? 日本のサヨクも金や情報貰ってたし
  • ロシアがクリミアの次に狙うバルト3国

    1991年に当時のソ連がバルト3国の独立を承認したのは合憲だったか違憲だったか、ロシア検察庁が再検証の作業に入った。 ロシアのインタファクス通信の報道によると、ロシア連邦議会の議員2人が、検察庁にあらためて調査するよう求めたという。独立を取り消すつもりとも受け取れるこの動きに、リトアニアの外務高官は「ばかげた挑発だ」と反発している。 リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は、1940年からソ連が崩壊する91年までソ連領だった。3国共、独立後はユーロに参加し、西側の一員としてやってきた。ラトビアとエストニアは多くのロシア系住民を抱えているが、リトアニアではロシア語を話す住民は比較的少ない。 先週ロシアでは、似たようなケースで「違憲」の判断が示されたばかり。ロシアは54年ウクライナにクリミアを譲渡したが、検察庁は先週これを「違憲」だったと判断した。昨年のロシアのクリミア併合を追認するよう

    ロシアがクリミアの次に狙うバルト3国
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/07/03
    『1991年に当時のソ連がバルト3国の独立を承認したのは合憲だったか違憲だったか、ロシア検察庁が再検証の作業に入った』 自分で裁判だの法律だのやらかして、侵略の正当化を図るのは中露の共通点
  • なぜアメリカはFIFA汚職の摘発に踏み切ったのか?

    何とも突然でした。新任のロレッタ・リンチ司法長官率いるアメリカの司法省は今週、贈収賄などの疑いでFIFA(国際サッカー連盟)の幹部9人を含む15人を起訴したと発表したのです。起訴された幹部には、現職の副会長2人と元副会長が含まれているというのですから大変です。ちなみに、今週末の会長選挙で再選を目指しているゼップ・ブラッター会長は現時点では入っていません。 起訴に踏み切ったのは米司法省ですが、スイス当局と密接な連携の上で捜査が行われており、リンチ司法長官は、被疑者の逮捕についてはスイス当局に依頼しています。その逮捕は、例えばFIFA幹部に関しては会長選挙などの会議のために滞在していた高級ホテルで、27日に粛々と進められたそうです。 捜査の指揮をしているのはリンチ司法長官ですが、今回の捜査に関しては司法省(日で言う最高検察庁)に加えてその傘下にあるFBI(連邦捜査局)、更にはIRS(内国歳入

    なぜアメリカはFIFA汚職の摘発に踏み切ったのか?
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/05/28
    『欧州各国としてはサッカーと言うビジネスの存在感が大き過ぎて手が出せない一方、アメリカではそれが可能』 『それ以前の問題として、アメリカの当局としては看過できないような悪質で大規模』
  • ミャンマーにクリミア型侵略? 中国系住民と共産党の「絆」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    東南アジアのクリミア 中国系武装勢力とミャンマー軍の衝突で家を追われたコーカンの住民(ラウカイ) Soe Zeya Tun-Reuters ミャンマー(ビルマ)北東部シャン州コーカン地区が先月から、戦火に包まれるようになった。政府軍が中心地ラウカイに突入して反政府勢力を制圧。非常事態宣言が発令されると現地の中国系住民は大挙して越境し、中国雲南省領内に避難した。コーカンの指導者たちが人民解放軍雲南軍区の軍営内に避難している姿も目撃されたという。 中国の新浪ネットや微博(ウェイボー)では「コーカンは東南アジアのクリミア」「強大な中華民族の積極的な干渉を」と書き込まれた。退役軍人によるサイト「中国軍事論壇」では「コーカンの親中派を訓練し、武器弾薬も提供すべきだ」との論調も見られた。 人民日報系の「環球時報」紙は「クリミアに例えるのは滑稽だ」と社説で当局の関与を否定したが、外務省報道官はいつもの甲

    k-takahashi
    k-takahashi 2015/03/21
    『ミャンマー北東部シャン州コーカン地区が先月から、戦火に包まれるようになった』 『コーカンは中華民族の領土』 『習近平国家主席も「友達プーチン」のまねをする可能性』