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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (42)

  • 植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か

    カナダ、ケベック市にあるメディカゴ社の温室で、ワクチンをつくるタバコ属の植物をチェックするスタッフ。(PHOTOGRAPH BY MATHIEU BELANGER, REUTERS) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、世界各国のワクチン生産能力の大きな格差が明らかになった。現在のワクチン生産方法は、高額で複雑だ。そのため、ワクチンを生産できるのはひと握りの国々に限られるうえ、そのような国々でさえ、頻発する汚染と品質管理の課題に直面してきた。 既存のワクチンには、マイナス60℃もの超低温で輸送、保管しなければならないものもある。こうしたワクチンの低温流通システム(コールドチェーン)は、高コストなだけでなく、へき地のコミュニティやインフラが不十分な国々にとって流通の大きな障壁になっている。 その打開策は、ワクチン生産に植物を利用することだ、と考

    植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か
  • 新型コロナの起源、WHO報告書の4つの可能性を再検証

    SARS-CoV-2のようなウイルスのルーツをたどるには、何年もかかるのが普通だ。WHOが3月に発表した報告書では、その起源はほぼ明らかにされていないものの、「あるシナリオが他のシナリオよりも可能性が高いと言えるだけの十分な証拠はあると思います」と専門家の1人は言う。(ILLUSTRATION BY NIAID) 6月6日時点で1億7200万人以上が罹患し、370万人の命を奪った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。原因となるウイルスは、どのような経路をたどって動物から人間へと感染したのか。その起源を探る調査が続けられている。 米バイデン政権は5月26日、国内の情報機関に対し、動物からの感染から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含む野生由来のサンプルを研究していた実験室からの流出した可能性まで含めて、経路をより詳しく調べるように指示した。 これまで、新型コロナウイルスの起

    新型コロナの起源、WHO報告書の4つの可能性を再検証
  • 野生で約20本の絶滅危惧の木に花、世界初確認、絶滅回避へ

    誰も見たことがなかったというカロミア・ギガスの紫色の花。米ミズーリ植物園の園芸家たちはこれからの数週間でさらに花が咲くと予想しており、希少な木にとって希望の光となっている。(PHOTOGRAPH BY CASSIDY MOODY, MISSOURI BOTANICAL GARDEN) 米ミズーリ州セントルイスにあるミズーリ植物園の温室で、紫と白の小さな花が咲いた。世界で最も絶滅が危惧されている樹木の一つ、カロミア・ギガス(Karomia gigas)の花だ。 彼らのような専門家も、この花を見たことはなかった。「私たちが知る限り、科学文献にこの花の記録はありません」と、ミズーリ植物園でタンザニアプログラムの責任者を務めるロイ・ジェルー氏は話す。花を見つけたのは5月3日。上級園芸家ジャスティン・リー氏が温室で若木をチェックしていたときだった。 カロミア・ギガスはミントと同じシソ科の一種で、19

    野生で約20本の絶滅危惧の木に花、世界初確認、絶滅回避へ
  • 9000年前に女性ハンター、「男は狩り、女は採集」覆す発見

    9000年前の南米アンデス山脈における狩りの様子を描いた想像画。この時代の墓を分析したところ埋葬されたハンターが女性だったことは考古学者たちを驚かせた。(MATTHEW VERDOLIVO, UC DAVIS IET ACADEMIC TECHNOLOGY SERVICES) 2018年のある日。米カリフォルニア大学デービス校の考古学者ランダル・ハース氏の研究チームは、ペルーのアンデス山脈で発掘された約9000年前の墓の周りに集まった。墓の中には成人のものと思われる骨とともに、多種多様で見事な狩猟用の石器があった。大きな獲物を倒し、その皮をはぐ作業までの道具がそろっていた。 「彼はきっと優れたハンターで、集団の中でとても重要な人物だったにちがいない」。当時、ハース氏とチームのメンバーたちはそう考えていた。 だが、その後の分析によって意外な事実が明らかになった。石器のそばで見つかった人骨は、

    9000年前に女性ハンター、「男は狩り、女は採集」覆す発見
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2020/11/09
    興味深い記事なのだけど、イラストがダサピンク
  • あの偉人も! こんなにいる郵便局で働いていた米国の著名人

    米国で発行されたエイブラハム・リンカーン大統領(1809〜1865)の切手。1954年11月19日に発行された。(PHOTOGRAPH BY BLANK ARCHIVES, GETTY IMAGES) 米国の著名人には、有名になる前やなった後に郵便局で働いたという人が意外と多い。顔ぶれも実に多彩で、歌手、作家、俳優、スポーツ選手、そして大統領までいる。 エイブラハム・リンカーンはそうした一人だ。作家のリチャード・ライトや、オリンピック金メダリストの競泳選手シャーリー・ババショフ、ウォルト・ディズニー、歌手のジョン・プラインやブリタニー・ハワードも、米国の郵便局で働いたことがある。ノーベル文学賞を受賞したウィリアム・フォークナーにいたっては、勤務怠慢を理由に郵便局長をクビにされたという逸話が残る。 建国以来、米国の郵便局は人々のコミュニケーションの橋渡しをする機能を果たしてきた。そこで働く人

    あの偉人も! こんなにいる郵便局で働いていた米国の著名人
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2020/09/13
    "1995年に出版した自伝" 調べたら本当だった。早ー!
  • はぐれイルカを受け入れたクジラの群れ

    背骨がS字型に変形したハンドウイルカの個体。写真では、マッコウクジラにじゃれるように、自分の体をこすりつけている。 Photograph courtesy Alexander Wilson and Aquatic Mammals 2011年、ドイツにあるライプニッツ研究所・淡水生態学内水漁業研究センターの行動生態学者アレキサンダー・ウィルソン(Alexander Wilson)氏とイェンス・クラウス(Jens Krause)氏は、ある光景を目にして驚いた。マッコウクジラ(学名:Physeter macrocephalus)の群れが、ハンドウイルカ(学名:Tursiops truncatus)の成体1頭を仲間として受け入れていたのだ。通常、マッコウクジラが別の種の生物と友好関係を築くような事例は知られていない。 研究チームがこの群れを発見したのは、ポルトガルのリスボン沖約1600キロにあるア

    はぐれイルカを受け入れたクジラの群れ
  • 冬眠中のクマの巣穴に入ったら…こっちに来た!!

    やることは単純だった。電池を交換するだけだ。 だが、その電池があるのは、アメリカクロクマに着けられた首輪の発信器だった。場所は米ユタ州、ブライスキャニオン国立公園。私をこの「ちょっとした冒険」に誘ったのは、米ブリガムヤング大学の野生生物学者ウェス・ラーソンだ。彼は、人里離れたキャンプ場付近で人とクマの衝突を減らす方法を模索している。私たちは、冬眠中のクマに麻酔を打つ手はずだった。(参考記事:「動物大図鑑 アメリカクロクマ」) 晴れて冷え込んだ2月のある日のこと。ウェス、兄弟のジェフ、助手のジョーダン、そして私は、クマの首輪から送られるGPSの座標を追っていた。急坂を登り、赤色土の峡谷に入ると、辺りは背の高い茂みと、降ったばかりの雪に覆われていた。GPSの座標を目指し、小山の急な山腹を登った。巣穴の入り口を探そうとして雪をつつくころには、気温はマイナス10℃を下回っていた。 GPSの信号のお

    冬眠中のクマの巣穴に入ったら…こっちに来た!!
  • 解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える

    にわかには信じがたい当にあったこと ナショナル ジオグラフィックが伝える驚天動地の地球の姿。宇宙、人体、怪物、歴史、動物、水中など、幅広いテーマから驚きの事象・奇妙な生き物を紹介。 定価:2,200円(税込) amazon 楽天ブックス

    解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2019/09/12
    "遠征隊がエチオピアのアファール地域のウォランソ=ミルで発掘作業を行っていてベレイノさんはそこから4キロほど離れた所でヤギを飼っていた"ベレイノさんは何年も前から彼のチームに雇ってもらいたがっていた"カワイ-
  • 解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える

    新たに発見された頭蓋骨MRD-VP-1/1は、アナメンシス猿人という初期の人類のものである。(PHOTOGRAPH BY DALE OMORI, COURTESY OF THE CLEVELAND MUSEUM OF NATURAL HISTORY) アフリカ、エチオピアでヤギの囲いを作ろうと地面を掘っていた男性が、特別な骨を見つけた。約380万年前に亡くなった人類の祖先の、ほぼ完全な頭蓋骨だ。 8月28日付けの科学誌『ネイチャー』に発表された論文によると、この頭蓋骨はアウストラロピテクス・アナメンシス(アナメンシス猿人)のものと判明した。これまでに発見されたアウストラロピテクス属(150万〜400万年前に生息していた初期人類)の頭蓋骨の中では最も古い。 論文の筆頭著者である米クリーブランド自然史博物館の古人類学者ヨハネス・ハイレ=セラシエ氏は、「380万年前の人類の先祖はどんな顔をしてい

    解説:380万年前の猿人、人類史をこう書き換える
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2019/09/11
    発見のくだり、すごく面白い。良記事!
  • ダム撤去でサケが急回復、鍵は海辺のビーバー

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    ダム撤去でサケが急回復、鍵は海辺のビーバー
  • 「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り

    科学の誤解大全 答えはひとつではない 当たり前だと思ってきた科学の常識を覆す。宇宙、物理、科学、人体などのジャンルで約40個の“事実”の間違いを解説する。〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:1,430円(税込) amazon 楽天ブックス

    「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り
  • 第6回 海部陽介(人類学):人類はどのように日本列島にやって来たのか?(提言編)

    ぼくらとサルの違いのひとつは、生息地域です。霊長類は200~300種いますが、どれも限られた地域にしかいません。でも、ホモ・サピエンスは1種で全世界にいます。ぼくらは世界中に人間がいるのはあたり前だと思っているけれど、生物学的にいうと全然あたり前じゃないんです。なぜそうなったかというのが、ぼくのひとつの大きな疑問です。 15万年前の世界を見てみると、ホモ・サピエンスはアフリカだけにいて、ユーラシアにネアンデルタール人(旧人)がいて、中国に旧人がいて、インドネシアには原人がまだ存在していました。その時人類は多様だったんです。これは生きものとしては普通の状態です。では、どのようにして今のような地理分布になったのでしょうか。 185万年ぐらい前に、原人のグループがアフリカの外に出たことがわかっています。この人たちがジャワ原人や北京原人になっていき、またフローレス島などにも到達しました。こうして人

    第6回 海部陽介(人類学):人類はどのように日本列島にやって来たのか?(提言編)
  • 80年前に消えた伝説の女性飛行士、今も続く探索

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    80年前に消えた伝説の女性飛行士、今も続く探索
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2019/07/04
    "イアハートが初めて空を飛んだ(…)とき彼女は人生を変える重大な決断をした。「地上から200〜300フィート(60〜90メートル)上昇するころには、もう飛ばずにはいられないと感じていた」と、後にイアハートは語っている"
  • 「米国最後の奴隷船」を発見、110人を密輸

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    「米国最後の奴隷船」を発見、110人を密輸
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    kabutomutsu 2019/05/28
    "クロティルダ号は何十年も秘密を守り続け、一部の人はこの恥ずべき出来事そのものを否定した"
  • なぜフクロウの巣にカモのヒナが?専門家に聞いた

    PHOTO ARK 鳥の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト 色も姿も多様な鳥たちの写真約350枚、280種以上を収録。世界各地の珍しい鳥、美しい鳥、変わった鳥など、まだまだ知られていない鳥を紹介します。 価格:2,860円(税込) amazon 楽天ブックス

    なぜフクロウの巣にカモのヒナが?専門家に聞いた
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    kabutomutsu 2019/05/03
    "「超正常刺激」"
  • イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか

    イエローのラブラドール・レトリバー。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 1997年、ドイツ、ベルリンの科学捜査官が、ある珍しい事件に関する論文を学術誌「Forensic Science International」に投稿した。事件の夜、31歳の男性が母親の家の裏庭にある、物置を改装した小屋にこもっていた。彼はそこで飼いイヌのジャーマン・シェパードと一緒に暮らしていた。 午後8時15分頃、小屋のほうで銃声が鳴ったのを、近隣の人々が耳にした。 45分後、その男性が拳銃で口を撃ち抜いて死んでいるところを母親と隣人たちが発見した。男性の手にはワルサーの拳銃が、テーブルの上には遺書が置かれていた。 その後、警察官がさらに驚くべきものを発見した。彼の顔と首の大半は消え失せ、傷の縁には歯型が付いていた。 理由はすぐにわか

    イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか
  • 【動画】渡り鳥が目の前! 一緒に空飛ぶ絶景映像

    1995年、クリスチャン・ムーレック氏は、ガンの一種であるカリガネが、ドイツからスウェーデンへと苦労して渡る姿を目の当たりにした。そして、鳥たちを助けるため、空に飛び立った。ムーレック氏は現在、天候が許すかぎり、ほぼ毎日鳥とともに大空を飛んでいる。(参考記事:「鳥もビックリ、ドローンで撮った地球の絶景12点」) ムーレック氏は58歳のフランス人。最初からパイロットだったわけではなく、職は気象学者だ。しかしある時、「ガンと歩く男」として知られるオーストリア人動物学者に感銘を受け、超軽量の飛行機を改造して、鳥とともに空を飛ぶようになった。国際自然保護連合(IUCN)によって「危急種(vulnerable)」に指定されているカリガネを、安全な飛行ルートに導くためだ。現在は、3月から10月までの間、観光客を乗せて鳥と一緒に空を飛んでいる。(参考記事:「1万3000種って何の数字?」) 観光客の中

    【動画】渡り鳥が目の前! 一緒に空飛ぶ絶景映像
  • 太陽系外から来た天体、地球大気圏で焼失か?

    別の恒星系から来たことが初めて明らかになった、奇妙な形の小惑星オウムアムア。天文学者によれば、2014年に大気中で燃え尽きた火球が、恒星間に起源がある2例目の“訪問者”かもしれないという。(PHOTOGRAPH BY ESA, HUBBLE/ NASA/ ESO/ M. KORNMESSER) 1000光年もの旅が、炎となって終わることがある。2014年1月9日、午前3時を回ったころ、パプアニューギニア北東岸のすぐ沖で、非常に明るい流星が燃え上がりながら空を横切った。そして、他のよくある流星と同じく、地球の大気圏に入ると崩れてしまった。 だが最新の研究によると、この未明の訪問者は、閃光とともに消えるありふれた隕石ではなかった。別の恒星系から飛び出し、太陽系にやって来た“侵入者”だったという。(参考記事:「逆回りの珍しい小惑星、「太陽系外から来た」説」) 事実だと確認されれば、この流星は、こ

    太陽系外から来た天体、地球大気圏で焼失か?
  • 土星の1日の長さが判明、太陽系で唯一謎だった

    土星の環の一部に体の影が落ちている。NASAの探査機カッシーニが2016年10月に最後に撮影した数点の画像を合成したもの。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星を取り巻く繊細な環。美しいのはもちろんだが、魅力はそれだけではない。信じられないような科学的な事実も打ち明けてくれるのだ。 このほど天体物理学の学術誌「The Astrophysical Journal」に、環に生じる波を利用して、土星の1日の長さを解明した論文が発表された。論文によると、土星の1日は10時間33分38秒であるという。科学者たちはこれまで、土星の1日の長さがわからないことを何十年も歯がゆく思っていた。 これは重要な発見だ。「太陽系のどの惑星についても、1日の長さは根となる特性ですから」と、NASAの土星探査機カッシーニのミッションに参

    土星の1日の長さが判明、太陽系で唯一謎だった
    kabutomutsu
    kabutomutsu 2019/01/29
    "対して、土星は非協力的だ" この洋記事感
  • メキシコのカルト宗教、バチカンも非難

    メキシコのカルト宗教が崇拝するサンタ・ムエルテ(死の聖人)。 Photograph by Shaul Schwarz, National Geographic メキシコの新しいカルト宗教が勢力を拡大し、バチカンも無視できない状況になった。先住民の宗教とカトリックが融合した独特の民間信仰で、刑務所や麻薬カルテルから広まったと考えられる。 信者が崇拝するのはハロウィーンもどきの骸骨。大鎌を担いだ死神が、ピンクのシルクやスパンコールをあしらった派手なドレスに身を包んでいる。サンタ・ムエルテ(死の聖人)はもともと男性だったが、キラキラ着飾った姿を女性と見なす人も多い。恐ろしい姿をしているが、信者を無条件に受け入れてくれる。 メキシコ北西部、シナロア州クリアカンの刑務所でインタビューした若い受刑者は、彼女は仲間だと話す。「サンタ・ムエルテはいつも側にいてくれる。彼女の図柄なら、郵便切手ぐらいのサイズ

    メキシコのカルト宗教、バチカンも非難