一般的には、若い人は大きなリスクを取れると言われています。それは若い方が金融資産が少なくて今後稼ぐ金額が多い傾向にあるので、人的資本(今後稼ぐお金の割引現在価値のようなもの)に比べて、金融資産が少ないからです。視点を変えると、資産と年齢が増えるほど大きなリスクを取れるとも言えます。 スポンサーリンク 例えば、65歳でリタイアして今後の収入は年金以外ない人のバランスシートを可視化してみます。まずは一般人として、65歳時点で金融資産3000万円、今後の年金は月10万円、支出は月15万円の人です。 家計の赤字は月5万円・年60万円なので、95歳までの30年間の生活費は、1800万円です。これに対しては、個人向け国債・IPO・PO等の安全運用で賄うとします。すると残りは1200万円であり、これはリスクを取った運用が可能と言えます。 インフレによる生活費の上昇や期待運用利回りを考慮する必要もあります