カンボジアの首都プノンペン(Phnom Penh)の市場で売られるニワトリ(2005年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP 【5月29日 AFP】世界保健機関(WHO)は28日、カンボジアで10歳の少女が鳥インフルエンザで死亡したと発表した。カンボジアで鳥インフルエンザによる死者が出たのは、今年になってからは3人目。 WHOとカンボジア保健省の共同声明によると、南西部コンポンスプー(Kampong Speu)州に住むこの少女は、20日に高熱が出て呼吸不全となり27日に死亡した。病院の検査で鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に感染していたことが確認されたという。 少女が住む村ではニワトリの病死が相次いでおり、少女は病気にかかったニワトリを料理するため処理したときに感染したとみられている。 2003年以降、カンボジアでは今回死亡した少女を含めて21人がH5N1型の鳥インフルエンザウイルス