これまで、会社が何らかのプロセスを自動化しようと考えたらIT部門に相談し、IT部門は公式な仕様に従って作業していた。仕様が承認されると数カ月かけて何らかのソフトウェアを開発し、会社に提供した。 だが、それで仕事が終わるとは限らない。このような形で仕上げたプロジェクトは会社の期待に添えないこともある。IT部門が開発している間も会社は動き続ける。仕様変更のリスクも浮上する。きっちりした公式仕様に沿ったプロジェクトは、始動段階で不用意に余分な機能を追加すると、初日から混乱状態に陥りかねない。 Computer Weekly日本語版 10月22日号無料ダウンロード Computer Weekly日本語版 10月22日号:次に市場から消えるのは誰? なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。 IT部門が出した答えがアジャイルの採用だ。アジャイルでは会社とIT部門