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  • asahi.com(朝日新聞社):広島に原発建設案 1953年、米政権内で検討 - 社会

    印刷 関連トピックス原子力発電所  被爆地広島に原子力発電所を造る案が1953年時点で、米政権内で浮上していたことが、朝日新聞が入手した米公文書からわかった。当時のアイゼンハワー米大統領は「(原爆投下への)罪悪感を示すことになる」という理由で反対した。広島に原発を造る案はビキニ事件が起きた54年以降に米国で相次いだが、それ以前に政権内で検討されたことが明らかになった。  この公文書は、原子力担当のスミス国務長官特別補佐官(当時)が、ストローズ米原子力委員長(同)から聞いた話として記録した55年5月20日付メモ。  それによると、ストローズ氏は53年、広島への原発建設案をアイゼンハワー大統領に提案した。これに対し、大統領は「その考えは捨てた方がよい。(原爆を使ったことへの米国の)罪悪感を示すことになるからだ」と発言。ストローズ氏は「大統領の決定は正しかったと思う」とスミス氏に語ったとされる。

  • asahi.com(朝日新聞社):原発再開へ「リスクは菅首相」 九電の佐賀知事発言メモ - 社会

    印刷 関連トピックス菅直人九州電力原子力発電所  九州電力の「やらせメール」問題で、九電が作成した佐賀県の古川康知事の発言メモに、原発の運転再開につなげるため、佐賀県議会議員に働きかけるよう要請していた記述があることがわかった。再開に向けた懸念材料として、菅直人首相の言動を「危惧される国サイドのリスク」とも指摘した。九電側はメモ内容と実際の知事発言は異なるとしているが、メモが事実なら知事は政治的に厳しい状況に追い込まれる。  古川知事は、6月21日に原発部門トップだった前副社長ら九電幹部3人と知事公舎で会談。幹部の1人が会談時の知事発言をメモにまとめていた。このメモを朝日新聞出版の週刊誌「アエラ」が入手し、複数の九電関係者が内容を認めた。  メモは会談の日付や出席者を明記した上で、「以下、古川知事発言のみ記載」と断り、箇条書きで発言内容をまとめている。 関連リンク九電社長「責任すべて当社に

  • 「政治家の議論ムダ」 細田元官房長官、エネ政策めぐり

    印刷 メール 「政治家の議論ムダ」 細田元官房長官、エネ政策めぐり 関連トピックス 原子力発電所 「政治家が何でも法律で世の中を動かせると誤解している。無駄な議論を続けない方がいい」。自民党の細田博之元官房長官が5日、再生可能エネルギー特措法案への対応を協議する党の特命委員会でこう言い放った。 細田氏は通商産業省(現経産省)出身。特命委は法案の賛否で激論をかわしてきたが、顧問としてマイクを握った細田氏は「結論から言うと、どっちでもいい。政治家が何かを考えても当たったためしはない」と語り、「実態が合わなくなったら民主党のせいに(すればよい)。こだわらず気楽に決めましょう」。 キツネにつままれたような空気の中、議事進行役が「これまでの16回の議論は何だったのか」とつぶやくと出席者は爆笑。ある議員は「これまで原発推進で頑張ってきた人だが、方針転換を迫られ、人生を達観したのでは」と解説した。 アサ

    「政治家の議論ムダ」 細田元官房長官、エネ政策めぐり
  • asahi.com(朝日新聞社):訪韓の2議員、衆院議運委の了承取らず 自民が謝罪 - 政治

    印刷 関連トピックス参議院選挙  衆院議院運営委員会の菅義偉・野党筆頭理事(自民)は2日、陵島(ウルルンド)視察のため韓国に渡った自民党国会議員3人のうち、新藤義孝、稲田朋美両衆院議員が国会開会中の海外渡航に必要な議運委の了承を取っていなかったとして同委理事会で陳謝した。佐藤正久参院議員は事前に参院議運委の了承を得ていた。 関連記事自民議員、陵島視察へ予定通り訪韓の方針(7/30)「被災地で衆院復興委を」 岩手選出議員に委員長賛意(7/11)復興自民案、「再生院」設置が柱 衆院に法案提出(5/18)「反党行為なら議員辞職」与謝野氏、自民時代に誓約書(1/19)〈kotobank・用語解説〉議院運営委員会

  • asahi.com(朝日新聞社):首相、保安院やらせ問題「薬害エイズとそっくり」 - 政治

    印刷 関連トピックス菅直人原子力発電所  菅直人首相は31日、長野県茅野市で開かれた「みんなのエネルギー・環境会議」の初会合に出席。あいさつで経産省原子力安全・保安院のやらせ問題に触れ、「厚生相時代に体験した薬害エイズの構造とそっくり」と指摘した。保安院と電力会社の関係を、当時の厚生省と製薬会社に重ね合わせ、行政と業界が一体となった癒着体質を批判。原子力行政の組織再編に重ねて意欲を示した。  この会議は一人ひとりの市民が日のエネルギー問題を考えることをめざし、飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長らが発起人となって発足した。首相は「しがらみのない立場で抜的にエネルギーや原子力行政について立て直し、改革していくことが大事だ」と語り、草の根運動の広がりに期待を寄せた。  首相はまた、震災後、原子力政策に対する考え方が変わったと説明し、「原発にできるだけ依存しなくてもやっていける社会をめざすべ

  • 吉永小百合さん「原発なくなって」 原爆詩朗読会で発言

    印刷 メール 吉永小百合さん「原発なくなって」 原爆詩朗読会で発言 関連トピックス 原子力発電所 子どもや母親らと合唱する吉永小百合さん=31日、広島市中区、日母親大会提供 女優の吉永小百合さんが31日、広島市中区の広島国際会議場であった原爆詩の朗読会で、福島第一原発の事故に触れ「原子力発電所がなくなってほしい」とあいさつした。朗読会はこの日開かれた日母親大会の特別企画で、約1500人が聴き入った。 吉永さんは朗読前のあいさつで、「『原子力の平和利用』という言葉を、今まであいまいに受け止めてしまっていた。『もんじゅ』(福井県敦賀市の高速増殖原型炉)が恐ろしいことは聞き、廃炉に向けた運動はしていたが、普通の原子力についてもっともっと知っておくべきだった」と話した。そのうえで「世の中から核兵器がなくなってほしい。原子力発電所がなくなってほしい」と訴えた。 その後、吉永さんは峠三吉の原爆詩集

    吉永小百合さん「原発なくなって」 原爆詩朗読会で発言
  • asahi.com(朝日新聞社):原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省 - 政治

    印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所原発への攻撃3つのシナリオと被害予測  外務省が1984年、日国内の原発が攻撃を受けた場合の被害予測を極秘に研究していたことがわかった。原子炉や格納容器が破壊された場合に加え、東京電力福島第一原発の事故と同じ全電源喪失も想定。大量の放射性物質が流出して最大1万8千人が急性死亡するという報告書を作成したが、反原発運動の拡大を恐れて公表しなかった。  欧米諸国は原発テロを想定した研究や訓練を実施しているが、日政府による原発攻撃シナリオの研究が判明したのは初めて。  81年にイスラエルがイラクの研究用原子炉施設を爆撃した事件を受け、外務省が財団法人日国際問題研究所(当時の理事長・中川融元国連大使)に想定される原発への攻撃や被害予測の研究を委託。84年2月にまとめたB5判63ページの報告書を朝日新聞が入手した。 関連記事イスラエルが空爆のシリア施設「原

  • 佐賀知事やらせ誘発 「発言軽率だったが依頼ではない」

    印刷 メール 佐賀知事やらせ誘発 「発言軽率だったが依頼ではない」 関連トピックス 九州電力 原子力発電所 臨時の記者会見をする古川康・佐賀県知事=30日午後4時6分、佐賀県庁、森下東樹撮影 経済産業省が主催した佐賀県民向けの説明=6月26日、佐賀市、資源エネルギー庁提供 九州電力の「やらせメール」問題で、佐賀県の古川康知事は30日、記者会見を開き、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を巡る国の説明番組放送前に、九電副社長らに「この機会に再開容認の声を出すべきだ」と促していたことを明らかにした。この問題を調査している九電の第三者委員会は同日、知事の発言が結果的にやらせメールを引き起こしたとの見解を発表した。 古川知事によると、番組放送5日前の6月21日朝、段上守副社長(当時)が退任あいさつのため知事公舎を訪問し、諸岡雅俊・原子力発電部長(同)と大坪潔晴・佐賀支社長も同席し

    佐賀知事やらせ誘発 「発言軽率だったが依頼ではない」
  • asahi.com(朝日新聞社):首相「原発に依存しない社会目指す」 内閣が中間整理案 - 政治

    印刷 関連トピックス菅直人原子力発電所  菅内閣の「エネルギー・環境会議」(議長・玄葉光一郎国家戦略相)は29日の会合で、原発依存度を段階的に下げる「減原発」を柱にした中間整理案をまとめた。菅直人首相は同日夜に記者会見し、「原発に依存しない社会を目指し、計画的・段階的に依存度を下げていく。政府としても進めていく」と述べた。  首相は会合で「革新的エネルギー環境戦略のベースができた」と説明。(1)省エネルギーなど需要構造の見直し(2)原発依存度の計画的・段階的引き下げや再生エネルギーの割合の大幅引き上げなど供給構造の見直し(3)電力会社から送電部門を切り離す「発送電分離」などの改革(4)原発の安全対策の徹底――を軸に議論を進める考えを表明した。  中間整理案は昨年6月に閣議決定されたエネルギー基計画を大幅に転換する内容で、年内をめどに基方針を閣議決定する方向性を示した。首相は将来の「脱原

  • asahi.com(朝日新聞社):野中広務氏、首相に番組で苦言 「1人で動きすぎる」 - 政治

    印刷 関連トピックス菅直人  藤井裕久首相補佐官(79)と野中広務元官房長官(85)が29日、TBSの番組収録で不人気の菅直人首相を持ち上げた。野中氏は「歴代総理を見てきたが、菅さんほど一生懸命働いている総理は記憶にない」。藤井氏も「戦後32人の総理がいるが、12〜13人は菅さんより下(の評価)だ」と述べた。  ところが、野中氏はその直後に「組織を束ねる行動ができない」と首相の資質を疑問視。藤井氏も「自分で辞めると言った以上、辞めないとならない」と早期退陣を求めた。  最後に司会者から首相へのメッセージを求められると、野中氏は「あなたは1人で動きすぎる。与野党の協力で政治家が国民の将来に責任を持てる国造りを」と語り、与野党が歩み寄るために身を引くことを促した。藤井氏も「引き際が人間は大事」と語った。 関連記事被災3県議会議長、首相の退陣要求へ 「ビジョンない」(7/24)菅首相の即時辞任要

  • asahi.com(朝日新聞社):都教委、「つくる会」系歴史教科書採択 中高一貫10校 - 社会

    印刷  東京都教育委員会は28日の定例会で、都立の中高一貫校10校で来春から使う中学生の歴史と公民の教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択した。都立特別支援学校20校については、歴史は育鵬社版、公民は「つくる会」主導の自由社版を採択した。6人の委員の無記名投票の結果、いずれも多数決で決まった。都立中高一貫校と特別支援学校では現在も「つくる会」関連の教科書を使っている。育鵬社版は「つくる会」を脱退した元会長らによるグループが編集に携わっている。

  • asahi.com(朝日新聞社):元ヤンキースの伊良部さん死亡 ロス近郊の自宅で - おくやみ・訃報

    印刷  プロ野球のロッテ、阪神や米大リーグのヤンキースなどで活躍した伊良部秀輝さん(42)が27日、自宅のあるカリフォルニア州ロサンゼルス近郊で亡くなっていることがわかった。ロサンゼルス捜査当局によると、伊良部さんは自宅で首をつった状態で見つかっており、死因は自殺と見られている。  伊良部さんは、1987年のドラフト1位指名で尽誠学園高(香川)からロッテに入団。1997年から大リーグのヤンキース、エクスポズ、レンジャーズでプレーし、2003年に阪神に入団。03年を最後にプレーをしていなかった。通算成績は、日のプロ野球は72勝69敗11セーブ、大リーグは34勝35敗16セーブ。(ニューヨーク=村上尚史)

  • asahi.com(朝日新聞社):「野党とマスコミが…」 菅首相、高校同窓会で愚痴 - 政治

    印刷 関連トピックス菅直人  「ただ一つ、思うようにいかないのは野党とマスコミ」――。菅直人首相は23日、東京都内のホテルであった山口県立宇部高校の同窓会に出席し、400人余りの出席者を前に愚痴をこぼした。  首相は同窓会に約20分間出席。あいさつの冒頭で「(余計な)ひと言がまた私の首を危うくするかもしれないので細かいことは申し上げない」と宣言した。ただ、旧友を前に気が緩んだのか、野党とマスコミについて「私が長く得意とした分野」と語り、「私も野党の時はこんなにひどいことを言ったかなあと思うことを毎日のように言われている」などと訴えた。  最後に首相は、サッカー女子ワールドカップ日本代表の優勝に触れ、「私もなでしこジャパンに負けず、いくら得点されてもそれを逆転するため頑張り抜く」と当面の続投に改めて意欲を示した。 関連記事首相「いま解散、一切考えてない」 でも将来には含み(7/21)首相、

  • asahi.com(朝日新聞社):脱原発めぐり揺れる保守論壇 - 文化トピックス - 文化

    脱原発めぐり揺れる保守論壇2011年7月22日11時26分 脱原発をめぐり、保守論壇が揺れている。 「新しい歴史教科書をつくる会」の初代会長を務めた保守派の評論家・西尾幹二は、月刊誌「WiLL」7月号に「脱原発こそ国家永続の道」と題した論文を発表。「国土は民族遺産である。汚染と侵害は許されない」と保守派らしい言いまわしで、脱原発派への「転向」を宣言した。 保守論壇の大勢は、なお原発推進だ。産経新聞社は社説で原発推進を堅持している。西尾は、間もなく原子力の安全神話が再び言論界を覆うだろうと予測し、「産経新聞は懲りずにすでにそうである」(同誌8月号)と手厳しい。 原発の維持や推進を、エネルギー問題としてではなく、核武装と関連づける議論も登場し始めた。 評論家の西部邁は「表現者」37号の座談会で、原発が安全でないことを前提にしつつ、国家の自主独立には核武装とエネルギー自給が不可欠であるとし、原発

  • asahi.com(朝日新聞社):地球人に「UFOの町」PR 石川・JR七尾線内 - 社会

    印刷 JR七尾線に現れた宇宙人=JR七尾線  石川県の能登半島を走るJR七尾線の特急電車に、怪しい“宇宙人”が出没している。沿線の羽咋市をPRする観光アテンダントだ。  同市は、怪火を発して飛ぶ物体について記された古文書が伝わる「UFOの町」。お盆を除く8月28日までの土日、金沢―羽咋間を1日2往復する。  車内では乗客らに観光パンフレットを配ったり、子どもらとの記念撮影に応じたり、と大忙し。「PRには、地に足のついた活動が大事」と宇宙人。 関連リンク石川県のニュースはMY TOWN石川でも

  • asahi.com(朝日新聞社):「戦後レジーム脱却」 超党派「創生日本」が運動方針 - 政治

    印刷  超党派の政策グループ「創生日」(会長・安倍晋三元首相)は19日、東京・永田町の憲政記念館で会合を開き、「戦後レジームからの脱却」や「憲法改正に向けた国民的議論の喚起」を掲げた運動方針を発表した。  創生日自民党とたちあがれ日の国会議員約80人がメンバーで、安倍氏の首相再登板を望む声が強い。この日の会合には最高顧問のたちあがれ日・平沼赳夫代表や自民党の国会議員、地方議員ら約500人が出席。安倍氏は「菅政権を打倒し、誇りある国、日を作る」とあいさつした。

    kcolmun
    kcolmun 2011/07/20
    「戦後レジーム脱却」など、単なる自慰行為だということにいい加減気付け。
  • asahi.com(朝日新聞社):平松・大阪市長、再選出馬へ 8月にも正式表明 - 政治

    印刷 関連トピックス橋下徹  大阪市の平松邦夫市長(62)が、任期満了に伴い11月ごろに予定される市長選に立候補する意向を固めた。18日に会談した政党関係者に伝えた。市議会の民主、自民、公明の各会派幹部にも今月中に意向を伝える方向だ。同市長選には、市の解体・再編を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)がすでに候補者の擁立を決定。平松氏は「完全無所属」を掲げつつ、他の主要政党と連携をめざす。  平松氏は18日、政党関係者との会合で「(立候補の)覚悟を決めた」と語り、再選をめざして出馬する考えを伝えた。政治資金パーティーの開催も検討しており、早ければ8月中にも正式表明する。 関連記事民主大阪府連、樽床代表の辞任了承 尾立氏が代理に(5/8)橋下知事、大阪市長選出馬検討 知事選とのダブル選表明(4/14)岩手の達増知事、再選出馬を正式表明(12/18)「道半ば、ぜひ挑戦を」鳥栖

  • asahi.com(朝日新聞社):大阪「開かずの公園」、15年ぶり開放 野宿対策で封印 - 社会

    印刷 15年ぶりに金網の施錠が解かれた萩之茶屋北公園=大阪市西成区、南出写す  大阪市西成区のあいりん地区にあり、周囲をフェンスで閉鎖されていた萩之茶屋北公園が18日、15年ぶりに住民らに開放された。「ホームレスを住み着かせないように」との市の措置だったが、周囲の子育て環境が改善され、「封印」が解かれることになった。  「これからはここで野球ができる」。公園の西向かいにある市立萩之茶屋小学校6年の男児(11)は18日、開放記念のイベントでこう言って笑顔を見せた。  同公園は、大阪市が1963年に整備。だがホームレスらが住み始めたため、76年に金網で囲んで施錠し、利用を制限した。鍵を管理する地元住民らの公園愛護会が高齢化で96年に解散してからは、「完全閉鎖」に。開放を求める声はあったが、公園西側に並ぶ屋台で覚醒剤が密売された事件などもあり、子育て環境の面から見送られた。  しかし市は09年1

  • asahi.com(朝日新聞社):首相、冷温停止の前倒し強調 福島で周辺首長と意見交換 - 社会

    印刷 関連トピックス菅直人東京電力原子力発電所  菅直人首相は16日、福島県郡山市内のホテルで東京電力福島第一原発周辺の12市町村の首長や議長らと意見交換した。来年1月までに冷温停止をめざす事故収束に向けた工程表の「ステップ2」について、「多くの皆さんがふるさとに帰れるように、ステップ2を前倒しで実現できるように頑張りたい」と語った。  市町村側は避難住民の早期帰宅や放射性物質の徹底した除染などを要望。首相側は、周辺5市町村を対象に自主的避難を求める「緊急時避難準備区域」の縮小や解除を議題としなかった。細野豪志原発担当相、平野達男復興担当相も同席した。  首相が将来の「脱原発」を表明した後に「個人的な思い」と言い直したことについて、市町村側から「我々は脱原発に向かっているのに当にがっかりした」との意見が出た。首相は直接答えなかったという。

  • asahi.com(朝日新聞社):原子力委の設置、裏に偽装報告 55年 初の海外調査団 - 政治

    印刷 関連トピックス原子力発電所原発導入初期の流れ  政府が1955年、原発を導入するために初めて派遣した海外調査団の報告書が、原子力委員会の設置を推進する内容に偽装されていたことがわかった。作成に関与した旧通商産業省の初代原子力課長(故人)の偽装を認める証言が、文部科学省の内部文書に記録されていた。  文書は85〜94年、日の原子力行政の重鎮で、原子力局長や原子力委員を務めた故・島村武久氏が、原子力政策にかかわった政治家や官僚、学者など33人を講師として招いた「島村研究会」の録音記録。A4判620ページにわたって文書化され、文科省が製したものを朝日新聞が入手した。  政府は54年12月、初めての原子力予算で、物理学者を団長とする15人の「原子力平和的利用海外調査団」を派遣。4班に分かれて米英仏やインド、スウェーデン、デンマークなど14カ国を巡り、原子力行政の組織体制を調べた。  調査