参議院選挙は、安倍内閣の閣僚による相次ぐ不祥事や年金問題等により、当初から自民党の大敗が予想されていた。その予想通り、自民党が記録的大敗を喫し、民主党が大きく躍進する結果となった。 新聞では、事前の世論調査を元に「予想議席」を発表するが、果たして新聞各社はどのくらい正確な予想を事前に立てていたのであろうか? これについて事前の予測と結果を比べてみた。調査対象は、日経、朝日、読売、産経、毎日の5紙である。(データは7月18日から7月23日までに各新聞に掲載されたもの)下が今回の参院選の結果と新聞5紙の予想獲得議席数である。 注)各データは棒グラフから数値にしたものもあるため、実際のデータと完全に一致するわけではない。 上の表を見て分かるのは、各紙とも予想数値にかなりの幅があるものの予想はかなり正確だったということ。「新聞の事前世論調査って信用できるんじゃないか!」と思わせた。 そ
仰天!!安倍内閣改造人事 瀕死の安倍政権がついに派閥のドンたちに泣きついた。永田町では「安倍首相は党内の批判を封じ込めるため、各派閥に閣僚ポストをバラまくつもりだ」と組閣人事の話題で持ちきりだ。まず幹事長に浮上しているのが麻生外相と二階国対委員長。さらに年金担当の厚労相ポストに政策通の与謝野前経財相とか、極め付きは官房長官に石原伸晃幹事長代理の名前も飛び出した。
参院で多数をとった民主党の小沢代表が、テロ対策特措法の延長に反対を明言したそうですね。 終了後、政府が重要課題とするテロ対策特別措置法の延長について「(これまで)反対したのに今度賛成というわけがない」と反対の立場を記者団に明言した。 結構なことです。公約どおり、しっかりと延長を阻止してほしいものです。イラク特措法のほうは先の国会で延長が決まってしまいましたが、今イラクにいる自衛隊の活動は「人道復興支援」などでは全然なく、「米兵のタクシー」になってしまっているようです。 貨物室が米兵で“満席”の60人に上る時も。「米兵のタクシー」(隊員)になっているのが実態だ。 イラク特措法に基づく基本計画は、「人道復興支援が中心」と明記。米軍の後方支援が主任務となっている現状は、基本計画を逸脱している可能性が高い。それでも政府は「関係国が望んでいない」「隊員に危険が及ぶ」と、兵員輸送の実数公表を拒み続けて
■ 原稿執筆作業がどかっと降りかかっている。 故に、一言だけを書く。 安倍晋三総理は、「続投」を表明した。雪斎は、「理」としては、その判断は当然であると評価するけれども、「情」としては、「勝手にどうぞ」と突き放したい気もある。此度の選挙の敗北の種を蒔いたのは、郵政「造反」組を復党させた総理自身である。それが、安倍総理の政治指導に対する国民的熱気を冷ます「蟻の一穴」であった。 ところで、自民党の議席が30近く減ったということは、議員本人に加え少なくとも秘書三名、総勢百数十名が失職することを意味する。振り返れば、「永田町」くらい身分の不安定な仕事もない。メディアは、落選した議員の嘆きは伝えるけれども、その秘書たちの「失職」までは伝えない。雪斎も、一応、安住の地を得たので、また「永田町」に戻る気はない。雪斎も、2000年6月の選挙で失職したけれども、その時の「衝撃」はかなりのものであった。 安倍
産経新聞の山本雄史記者の「東京23区「外」通信」が面白い。 えらそうなことを言わせてもらえば、選挙という人間的な営みの本質を見せられた思いがする。 安倍首相はなぜ空気が読めないのか。 安倍首相は東京・吉祥寺で、東京選挙区の丸川珠代氏(当選)、保坂三蔵氏(落選)の応援演説を行った。その際、保坂氏が「安倍総理は(吉祥寺が最寄り駅の)成蹊大学(出身)でございます。この街はふるさとです。青春時代の安倍総理のお姿がここにみえるような気がします」と話したのだが、その後にマイクを握った安倍総理は、この点には全く触れず、「改革か逆行か」といういつも通りの演説を行った。 たぶん、小泉純一郎前首相なら、「いやあ、懐かしいねえ、吉祥寺。よく飲んだくれて、あのころは・・・」という、“つかみ”の話を絶対にしたはずだと思う。安倍首相の演説はいい意味でも悪い意味でも実に四角四面である。 演説場所近くで何十年も店をやって
前回エントリ「安倍首相はなぜ空気を読めないのか。」に多くの反応をいた だいた。改めて御礼申し上げます。イザ!内では、極めて少数派に属する トーンの内容であるが、イザ!の発展のため、多様な意見が共存しながら も炎上しないという文化をいっそう育てていくため、勇気を出して書いた次 第。本紙が安倍政権の支持を明確に打ち出している以上、個人的にはそ れなり「覚悟」も必要であるが(苦笑)、自由に意見を述べることができるブ ログを記者にも与えているわが社の素晴らしさ、懐の深さも感じている。 さて、今回の参院選で2議席を確保、島根で大金星をあげた国民新党。参 院選投票日前日の28日午後7時半、国民新党の最後の街頭演説(いわゆ る「マイク収め」「打ち上げ」などと呼ばれる陣営の最終日の締め)を取材し た。 私は暇さえあれば、仕事や政党に関係なく、おもしろそうな候補者や政党の 街頭演説の
参議院選の結果は、自民党惨敗、大敗となった。 自民党は、1人区で6勝23敗。片山虎之助氏、党参議院幹事長らも落選となった。 公明党も、愛知・埼玉・神奈川で議席を失い、18年ぶりの敗北となった。 選挙結果は、自公政権、安倍政権に対してNOをつきつけた結果となった。 大敗の原因は、消えた年金問題に対する国民の怒り、柳沢厚生労働相、久間防衛相らの問題発言、政治とカネの問題での不透明さ、松岡農水相、赤木農水相ら、問題閣僚をかばい続けている安倍首相への批判が大きいに違いない。暮らしに対する国民の不安、国民の悲鳴が届かない政治に対する不信感が強い。 その結果、安倍首相のリーダーシップに対する厳しい審判となった。 前回の選挙で自民党が信じられないほど大勝した際に、私は「国民は小泉マジックから目覚めよ」と書いたのだが、まさに国民が小泉マジックから眼を覚ましたかのようだ。実際、眼を覚まさないわけにはいかない
またまた過去エントリーから 自民党派閥政治の勝利か。それとも小沢一郎構想の勝利か なぜなら「変人」小泉政権に慣れた国民は「普通の人」安倍政権にすぐに「飽きる」可能性が高いからである。「変」が「普通」になれば「普通」は「退屈」に過ぎないのである。すると今度は小沢の根底にある「明晰さ」が選挙民には「新鮮」になる可能性が出てくる。 選挙後の街頭インタビューを見るかぎり、、安倍のリーダーシップの無さを嘆く人が多かった。間違った政策を遂行した小泉のリーダーシップなんてはた迷惑なものでしかなかったわけだが、多くの国民にとっては未だに良いものとして心に残っているようだ。 これから安倍が巻き返しを図るには「普通の人」であることをやめなくてはいけない。しかも、小泉並の変人さでは国民はもはや満足しないであろう。二番煎じはウケない。小泉以上の変人さを国民は求めているのである。もちろん、それは当然の如く実行は不可
■[雑感]悩ましい現実 日々一考(ver2.0)〜参院選と今後の経済政策の行方 安倍政権が基本的に小泉政権の路線を継承しつつ、彼らの言う「構造改革」を進めているのは事実だが、勇ましい掛け声とは裏腹に直近の実態経済にインパクトを与えうる経済政策は進められてこなかったと感じる。デフレ脱却のためには、財政政策と金融政策という経済政策の両輪が適切なポリシーミックスを伴いつつ進められることが必須である。現状を考えると財政政策の手足は縛られた状況であるため、金融政策が緩和的に維持されることが必要だろうが、参院選の結果「上げ潮」派の影響力が低下することは今後利上げがスムーズになされることに繋がっていく。若干皮肉っぽく述べれば、経済に逆噴射をもたらすポリシーミックスが成立する可能性すらある。 今後財政政策に多くを期待できず、寧ろ国民への負担感が増す可能性が高いことを考慮すれば、利上げは実態経済への下押し
みのもんた、安倍政権は利用価値ナシ?きっちり夏休み 政局の一大事に、辛口の人気キャスター、司会者2人が不在だ。ひとりは、肺がん治療のため「NEWS23」(TBS系)を降板中の筑紫哲也(72、写真)。筑紫は選挙特番で“声のみ”の出演を果たした。そして、「朝ズバッ!」(同)のみのもんた(62)は、今週から夏休みに突入。こんなときに、ズバッとやんなくていいの? 筑紫が音声出演した 参院選投開票日の29日放送のTBS系「乱! 参議院選挙2007」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)は第1部(午後7時58分)が9.4%、第2部(午後9時30分)が8.9%だった。 ラジオ番組で安倍首相と対談したこともあったみの=6月22日、東京・浜松町の文化放送(代表撮影) 筑紫と久米宏(63)が一昨年の“郵政選挙”の際にコンビを組んだ同局系の選挙特番の第1部の視聴率は15.6%で、民放トップ。 それ
現在、まだ7月29日午後9時すぎの時点で書いているが、安倍自民党は大敗の形勢である。政党別獲得議席数(NHK)で見ると、既に野党が参院の過半数を獲得したことになっており、自民党は民主党にダブルスコアの差をつけられている。asahi.comの予想はもう少し慎重で、21時30分現在で与党27対野党52である。 にもかかわらず、少なくとも与党は安倍首相の責任論を一切回避し、安倍政権続投で行こうとしているようである。例えば、自民党の中川幹事長は今回の選挙戦の敗戦はすべて自分の責任だとして、幹事長辞任のみで責任論を封印しようとしているようである。 <参院選:「すべて自分の責任」自民・中川幹事長> 安倍に人望がないことがもはや明々白々であるにもかかわらず、その安倍を留任させようというのは、私のようなアウトサイダーの目には全く奇々怪々だが、しかしそれは「勝手にしろ」という話ではある。今後国会では衆議院と
丸川珠代議員、当選翌日から早速おまぬけ発言 2007年07月31日16時00分 / 提供:おもしろコミュニティ 縁count 写真拡大 7月29日に行われた参議院選、東京都選挙区から当選を果たした、元テレビ朝日アナウンサー丸川珠代議員が、投票日翌日の朝から早速「おまぬけ発言」。失笑を買った。 30日朝に、TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」に生出演した丸川議員は、出演者たちから「おめでとう」と声をかけられるも、自民党の大敗、同選挙区から出馬した保坂三蔵氏(自民)の落選などを気づかい「素直に喜べる状況ではありません」と述べた。 しかし、その後、コメンテーターとして出演していた元宮城県知事で、今年春の都知事選で石原都知事に敗れた浅野史郎氏に「選挙戦は楽しかったですか?」と質問されると丸川議員は、 「こればかりはやったことないとわからないと思います」 と真顔で発言。宮城県知事選・都知事選を
ブログ(iiyu.asablo.jpの検索) ホットコーナー内の検索 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。 例 中村(show) ki4s-nkmr ウェブ全体の検索 ASAHIネット(http://www.asahi-net.or.jp)のjouwa/salonからホットコーナー(http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ )に転載したものから。 --- 先週か先々週かのテレ朝「サンデープロジェクト」で、年金と社会保険庁の問題にからんで、田原総一朗が、「COBOLなんか使ってるから、社会保険庁はだめなんだよ」と発言したそうです。 ばかー。田原、お前、COBOLに謝れ。\(^O^)/ お前みたいに何も知らないくせにテキトーにテレビウケだけ狙って断
現在の日本の擬似的二大政党制の下では、マスコミが風を吹かせた方が国政選挙に勝利する。その勝利は常に一方の側の圧勝の結果となり、決して僅差の接戦劇にはならない。マスコミが吹かす風は、投票日の一ヶ月前頃から始まり、次第に風速が強まり、善玉と悪玉の配役を固め、公示日から投票日にかけて暴風雨となって、その選挙を完全に「お祭り選挙」に変えてしまう。二年前の郵政民営化選挙がそうだったし、今回の年金未記録選挙も同じ現象の再現となった。そして最近の選挙では所謂アナウンス効果が機能しない。アナウンス効果が機能するためには、マスコミの情勢報道に対して反発して動く有力な組織体が全国津々浦々に必要だが、そうした逆バネの物理的組織力が、民主党には最初から存在せず、自民党もこの十年間にボロボロに壊されてしまった。 自民党候補者を支える地域の後援会組織、それは候補者の当選によって齎される経済的果実(パイ)を分け合う利害
安倍政治にノーの判定が下された。どんな主張も政策も国民の信頼を失っては実を結べない。参院選の突風はそう教えている。首相の「私の内閣」は存立可能か。
田原総一朗のブログが読めるのは《ざ・こもんず》だけ!! 小沢一郎という人物は、政局を読む能力が抜群に高い。そして彼の政治家生命を賭して目指しているのは、政権交代であり、今回の参議院選挙の大勝利はそのためのひとつのステップでしたかない。いま彼が何を考えているかというと、当然ながら嫌自民の暴風が吹いている間に衆議院解散・総選挙に持ち込むことだろう。ここ2日ばかり公に姿を見せないのは、決して自宅で養生しているからではない。ある仕掛けを張っているのだろう。 そのひとつは、9月の臨時国会でのテロ特措法の延長だろう。自民公明の与党は衆議院でこの延長法案を通過させても、参議院で民主党が反対し否決して衆議院に送り返す。公明党としても本心ではアフガンから手を引きたいだろうから、複雑な環境に陥る。 そこから、ドラマは始まる。 自民党という政党は、政権維持のためならどんなことでもやってくる。社会党の党首を総理大
がん闘病中ながら選挙を戦い抜き、比例選で民主党のラストとなる20番目で再選を果たした山本孝史さん(58)。30日午前10時半、酸素吸入のチューブを鼻に通したまま、東京・永田町の参院議員会館の事務所に姿を見せ、「『まだ仕事があるよ』『やり残していることがあるから』という声が私を国会に残してくれた」と笑顔を見せた。 昨年5月の参院本会議。医療制度改革関連法案を巡る代表質問で、がんを告白し、がん対策の推進を迫った。これを機に、対立していた与野党が歩み寄り、翌月の「がん対策基本法」成立につながった。 体力的な理由もあり、初当選の大阪選挙区から、比例選に回った今回の参院選。 声を張り上げるのは体に良くないと、選挙期間中に街頭に立てたのは、4回だけだった。 抗がん剤の影響で顔も体もすっかりやせ、スーツやワイシャツを着ても背中や首回りに大きなすき間があくが、気持ちには張りがあるようだ。 がん対策基本法に
日経の社説に「安倍首相はこの審判を厳粛に受け止めよ」が書かれている。 (日経社説)「第21回参院通常選挙は29日投開票され、自民が大敗を喫して与党が過半数を大きく割り込む結果となった。自民党の獲得議席は40に届かず、民主党が目標の55議席を大きく上回って参院の第1党に踊り出た。年金記録漏れ問題や閣僚の相次ぐ失態などで噴き出した結果と言えよう。安倍晋三首相は引き続き政権を維持する意向を表明したが、有権者の厳しい審判を厳粛に受け止め、謙虚な政権運営を心がける必要がある。 与党である自民、公明両党は衆院で3分の2以上の絶対多数を維持しているが、参院で過半数を大きく割り込んだため、政局の動揺は避けられそうにない。政局不安によって改革が停滞したり、経済に悪影響が出たりするようなことがあってはならない。この際、与野党の責任ある行動を改めて強く求めたい。参院選での与党の敗因ははっきりしている。年金記録漏
昨日は、多くの方々からお祝いの電話やメールをいただいた。私は候補者でないが、あたかも私が当選したような文句の電話や文面であった。きっと私と同じような思いで今回の選挙を捉えていたのであろう。統一地方選挙後、私は参議院選挙を頭において永田町徒然草を書いてきた。選挙に関することを書くことは、けっこう気力を要する。正直にいって少し疲れたことは確かである。しかし、政治は常に動いている。休んでいる訳にはいかない。 今回の選挙を振り返り、分析することは、非常に大切である。興味もあるし、いろいろな教訓がある。しかし、現在大切なことは、この選挙でこのような結果がでたのに総理大臣の座に居直ろうとしている安倍首相をこのまま許すかどうかである。有権者が明らかに不信任を突きつけたのに、これを無視する為政者を許していいのかという問題である。党利党略からいえば、安倍首相を続投させた方がいい。だが、それでは民主主義という
いまテレビで開票速報をみている。次々に民主党および野党系候補の当選が伝えられているが、肝心な投票率の最終的な発表がない。正直いって昨日夕刻頃あまり投票率が高くないような情報が伝えられた。この時は私もちょっと心配になった。しかし、私が今回の選挙の目標としてきた「自民党40議席前後・公明党10議席前後、与党合わせて50議席前後」を、前回よりそれほど高くない投票率で楽々とクリアした意義は大きい。まだ比例区の最終結果を確認できないが、もう大勢は明らかである。国民の審判に私は敬意を表わしたい。 自民党と公明党が“歴史的敗北”を喫したのに「私は総理に就任して改革を続行していく、新しい国造りを進めていくと約束した。その約束を果たしていくことが私の責任だと思う」と述べ、安倍首相は続投すると表明した。これに対して自民党や公明党の中から現在これといった反対が起こってきていない。呆れて発する言葉すらない。まあ、
さて、参議院選挙結果も出揃ったところですが、今後の政局とかいったたぐいはそういうのの好きな方々にお任せして、当選した方々の顔ぶれについて、労働関係者の目から見たコメントを。 まずは何よりこれを、 http://www2.asahi.com/senkyo2007/kaihyo/C02.html 民主党の比例区当選者20人のうち7人が労働組合出身で、しかも上位に集中しています。かつては参議院全国区といえば社会党、民社党とも労組関係者が大部分であったのですが、その後徐々に衰退し、組合の集票力もかなり疑問符が付けられるような状況になっていたのですが、今回は追い風に乗りながらうまく組織内候補を国会に送り出せたと言えそうです。 民主党結成以来、労組との関係はあんまりなめらかではなく、松下政経塾でお勉強しました的党首の頃は、なんだか抵抗勢力として足蹴にされてるような感じすらありましたが、組合叩きで人気を
自民党の惨敗で終わった参院選の結果を受けて、日本経済団体連合会の御手洗富士夫会長は2007年7月30日に開いた記者会見で、「安倍続投」に関する質問に、「続投はよいと思う。安倍内閣は内政も外交政策も間違っていない。問題は山積しており、改革のスピードを落とすことなく、粛々と解決していく必要がある」と答えた。 また、経済同友会の桜井正光・代表幹事は、「安倍政権の改革路線を支持してきた立場としては残念だが、安倍総理には国民による厳しい評価を真摯に受けとめ、将来不安と政治不信を払拭してほしい」とのコメントを発表した。民主党に対しても、参議院での第1党として「その責任にふさわしい、国民の期待に応える国会運営を行ってほしい」と注文をつけた。 日本商工会議所の山口信夫会頭は、「政府・与党はこの結果を真摯に受けとめ、引き続き経済成長を維持しつつ、地域経済の発展やしっかりした中小企業対策にも配慮した政策運営に
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第63回 参院選後に退陣した橋本氏と安倍氏の違い 東京財団前会長 日下 公人氏 2007年7月30日 衆議院は国民一人ひとりの生活に密着した政策を考えるところである。だから、どぶ板選挙でもいい。草の根選挙でもいい。住民エゴでも、会社エゴでも、みんなに甘いことばかりを言っているのが衆議院である。 しかし、参議院は国家の基本を論ずる場所である。衆議院のような話題から離れて、国家の根本を議論するために参議院がある。だから人数が少なくてもいい。日本の国会ははじめからそういうシステムになっているにもかかわらず、参議院が国家の根本についてまったく議論しないで何十年か経った。だから今、参議院は要らないと言われている。 では、もし参議院を廃止したら、その後どうするのか。国家の根本を考える上院は必要なのか、必要でないのか。参議院の廃止を議論するなら、そこまでいってもらいたい。日本中、国家の根本などとい
参議院選挙が終わった。 当選した議員のみなさん、おめでとうございます。 どうか国民のため日本の未来のため、私心・こだわり・行きがかり・党利党略を捨てて、明朗活発に責務を果たしてください。 さて。 正直言ってここまで自民党が負けるとは思わなかった。まさか40議席にも届かないとは。 「40から45のあいだくらい、たぶん43は取るだろう」と思っていた私は鈍感だった、空気が読めていなかった。 「国民の怒り」おそるべし。 「国民の怒り」とカギカッコ付きで書いたのは、「それって本当に自分自身の気持なのか?マスコミに煽られていないか?」と疑っているからである。鈍感な私は国民感情の激しい動きについていけないことが多い。郵政選挙での自民党大勝利、安倍政権発足時の高支持率、そして今回参院選での民主党大勝利。どれも極端すぎて怖くなる。もうちょっと心静かに落ち着いて政治を判断できないものか。 自民党敗北の大きな理
<参院選>自民惨敗 民主第1党に 第21回参院選は29日午後8時で投票を締め切り即日開票された。開票はまだ続いているが、自民党は岡山選挙区で党幹部の片山虎之助参院幹事長が落選するなど、自民党の惨敗は確実になった。しかし安倍晋三首相は同夜、首相公邸で記者団に対し、選挙結果にかかわらず続投する意向を表明した。しかし、参院では野党が過半数を確保するばかりか、民主党が参院第1党になるのも確実な情勢だ。安倍首相は内閣改造などで人心一新を図り、挙党態勢を改めて整える考えだが、参院の国会運営の主導権を失ったままでの政権運営には困難も予想され、今後の政局は不透明になるのは必至だ。 自民党は選挙区では焦点になっている29のうち1人区で群馬、和歌山、山口選挙区の3選挙区で勝ったものの、すでに岩手、三重選挙区など17選挙区で敗北。複数区や比例代表を合わせた全体では、橋本政権下の98年参院選の44議席を下回るばか
民主党地すべり的大勝,ということで,事前の選挙報道で出ていた中でも自民党に厳しめの報告に近かったのではないかと思います。選挙の結果については,一人区の勝敗は与党の6勝23敗(前回は14勝13敗)で,二人区は結局野党系総取りもありうるとされた北海道・新潟でも議席を分け合い完全にイーブン。三・五人区では民主党が二人出ししたところでは完勝(大阪のみ一人出し),自民党は東京で二人目が取れずに6選挙区全てで一人確保したものの,公明党が大阪以外の三人区で全部落として惨敗とも言える衝撃的な状況に。比例代表はやはり公明党が予定(!)の8人目に届かず草川副代表が落選したほか,共産党・国民新党も伸びず,選挙区の大敗のわりに意外と自民党の議席が多かったな,という印象でしょうか。 公明党が獲得した比例の議席は前回と同じで,一応地域重点候補は通ったものの,最後の一人は滑り込みで,民主党があと30000票ほど積んでた
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