【ロンドン=内藤泰朗】英国のエリザベス女王在位60年を祝う18日の午餐(昼食)会が、約30カ国の王族・皇族が集う史上最大級の“世界王室・皇室サミット”の様相を呈している。スペイン王室が英国との領土問題を理由に出席を急きょキャンセル、政治や外交問題も影を落としている。 18日はまず、ロンドン郊外のウィンザー城で女王夫妻主催の午餐会を開く。その後、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ皇太子夫妻主催の晩餐会が執り行われ、「英王室総出で、世界の王族、皇族を迎えることになる」(英紙デーリー・テレグラフ)という。 午餐会の出席国については、安全上の理由からか、英王室は当日に発表するとしており、いまだに秘密のベールに包まれたまま。 ただし同紙は、欧州に加え、日本、タイ、ブータン、マレーシア、カンボジアなどのアジアの国々のほか、オマーン、サウジアラビア、カタール、ヨルダンなどの中東諸国やアフリカ諸国から