新党「日本維新の会」の代表となる橋下徹大阪市長は18日、記者団に対し、野田佳彦政権が目指す「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針について、自民党総裁選(26日投開票)の5候補がいずれも反対する意向を示していることについて「政策的に合わない」と述べ、エネルギー政策では一線を画す意向を示した。 橋下氏は、野田政権が14日に決定した「革新的エネルギー・環境戦略」に原発稼働ゼロの目標値が明記されたことについて「相当な政策転換。政府の戦略は大阪府市を上回る人員や予算を投じて作られており、度外視すべきでない」と評価。今後、政府の目標値をたたき台として検証し、府市の戦略を練る考えを示した。 野田政権の目標について、自民党総裁選の5候補はいずれも否定的で、自民党が政権を奪還すれば見直される可能性が高い。原発問題は、次期衆院選後に連携の可否を図る上でもポイントとなりそうだ。 一方、橋下氏は、中国で反日デモや日