大津地裁の仮処分決定で運転が止まった関西電力高浜原発(福井県)の5~30キロ圏にある京都府のモニタリングポストの設置状況について、丸川珠代原子力防災担当相は15日の閣議後会見で、「固定型以外に可搬型があるので、今回の場合は可搬型でカバーできるという前提に立って、大丈夫だと判断した」と述べた。高浜原発が再稼働していた2月末時点では、京都府が計画した設置数の66%が未設置の状況だった。丸川氏は、現状でも避難の指示が出せる態勢が整っているという見解を示した上で、「カバーがきちんと出来ているのかは常に確認していく」と語った。