大きな交差点の安全対策として進められる「交差点のコンパクト化」、どういうことなのでしょうか。歩行者や自動車どうしの事故を防ぐ目的がありますが、ドライバーにとっては走りづらくなる側面もあります。 停止線や横断歩道を「前に出す」ことで「コンパクト化」 「停止線の位置が変わりました」――このような看板が設置されている交差点は、それ以前に「交差点のコンパクト化」と呼ばれる改良工事が行われたところかもしれません。 「交差点のコンパクト化」は、道路関係の用語集などで、「停止線を現状よりも前に出すこと」と記されています。つまり、こちらの停止線と、交差点の向かい側の停止線との距離を縮めることで、交差点の面積がより小さくなる、というわけです。 拡大画像 大きな交差点の例(2020年6月、乗りものニュース編集部撮影)。 「『交差点はなるべくコンパクトに』というのは近年、警察からもよく言われることですね」と、あ