東京五輪・パラリンピックで「多様性と調和」を基本コンセプトに掲げる東京都は2018年、都道府県で初めて性自認や性的指向による差別を禁じた人権尊重条例を制定した。だが、LGBTなどの性的少数者への差別解消をうたいながら、都営住宅に同性カップルが入居できないなどの矛盾も。当事者や専門家から「実効性が乏しい」との指摘が上がっている。(奥野斐) 「私たちは家族として認められていないので、ありとあらゆることで壁にぶつかる。都営住宅に入る選択肢がないのもその一つ」。東京都小平市で同い年の女性パートナーと暮らす加沢世子さん(45)は話した。
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