10年前に比べ、住民登録する外国人が2倍以上かつ100人以上増えた自治体は280市町村(約16%)に上ることが、毎日新聞の集計で判明した。増加幅が最も大きかったのは北海道京極町(11・8倍)で、香川県琴平町(11・4倍)が続いた。人口1万人以下の小規模な自治体でも技能実習生らの増加が進み、外国人が全国各地の産業を支える実態が浮かんだ。増加する外国人との共生も急務だ。 総務省の住民基本台帳調査から、今年1月1日時点と2013年3月末時点の外国人人口を比較。1人から数十人に増えたなど極端な事例を除外するため、増加数100人以上の市区町村に絞って分析した。このうち2倍以上に増えたのは、1741市区町村のうち280市町村で約16%を占めた。