前回のGnukでGPG鍵を生成する際に、/dev/randomからエントロピーを取り出すのが遅い問題の対策を調べていたところ、TPM(Trusted Platform Module)を乱数生成器として使えることが分かったので試してみた。 TPMとは WikipediaのTrusted Platform Moduleより一部抜粋 概要 RSA暗号演算やSHA-1ハッシュ演算といった機能を有しており、チップ内で暗号化・復号、デジタル署名の生成・検証、プラットフォームの完全性検証を行うことができる。また、TPMの内部でRSAの鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)を生成することができる。 TPMの仕様はTCG (= Trusted Computing Group)という国際的な業界団体で策定されており、最新のバージョンは1.2である。 ノートPCだけではなく、デスクトップPCにもTPMは搭載されている。Win