なにか書きたいことがあって、しかしそれをそのまま書くのはつらかったり、リアルバレしそうだという際には、嘘まみれのなかに「書きたいこと」を紛れ込ませばよいに違いない。読む方にしても、その方が読み易いだろう。 たとえば、である。ブログエントリに「井の頭線と京王線とが交差する附近の学校に通っていた頃」と書いてあれば、そこでは明治大学の学生か中退者か卒業者になる。一方で3月にはじまったと記憶するMyはてなの「プロフィール」の項目に「学校」があるが、ここに明治大学と書き込めば、そのID主は明治大学の学生が中退者か卒業者になる。 で、前者の事例と後者のそれでは、同じようでありながら、違うだろう。(ここで一行目に戻ろうか) ブックマークなりブログなりにて、えんえんとそれらを読むうちに、すこしづつ、ぼんやりとそのIDの素性が知れてくるのに面白みを憶える。すこしづつ、ぼんやりと。あるいは男だと想っていたID