米アップルが2016年9月7日(米国時間)に開いた新製品発表会で新型「iPhone 7」を発表しました。今回の新製品の目玉は防水機能とカメラの機能強化と事前に流れていました。これまでのiPhoneの新機種と比較すると「地味な機能向上」という印象を受けていました。 ところが発表会では、日本向けのモデルに限り、JR東日本の発行する「Suica」などに使われている非接触ICカード技術「FeliCa」に10月下旬から対応すると公表したのです(関連記事:Apple Payが10月下旬に日本上陸、iPhone 7のFeliCa対応でSuicaが利用可能に)。同時に、日本では長らくお預けになっていた同社の電子決済サービス「Apple Pay」もスタートします。国内でApple Payが使えるのは喜ばしい話ですが、このニュースを聞いて私の頭は疑問符だらけになってしまいました。 「なんでアップルはそんな無駄
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