常に強いられる「1対2」の局面が、ドリブラーとしての力を物語っていた。 15日、ルヴァン杯決勝G大阪戦の前半36分。浦和MF駒井善成(24)は、左足首を痛めたMF宇賀神に代わり、埼玉スタジアムのピッチに立った。 右サイドに入り、ドリブルで仕掛ける構えを見せるが、思うように突破はできない。それは、初めて迎える大舞台の重圧ゆえではない。 駒井がボールを持つと、G大阪は左サイドDF藤春だけでなく、MF1枚を必ずマークに走らせた。 藤春が縦への突破を、MFが中への突破を防ぐ。昨季まで3シーズンで国内3大タイトル5冠。そんな屈指の強豪が、なりふり構わず駒井を止めに来た。 相手の体重移動をよく観察し、左右に振り回して置き去りにするのが、駒井のドリブル。手分けして2方向を抑えられては、そう簡単に突破はできない。 そう思わせたが、それでも機を見ては果敢に仕掛けた。2人の間を縫うようなドリブルで、G大阪守備
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