J2岐阜は24日、株主総会に2012年度(12年2月~13年1月)の収支決算を報告、約4800万円の純損失を計上したと発表した。2年連続の赤字で、債務超過額は約1億9100万円に膨らんだ。Jリーグのクラブライセンス制度では、14年度決算での債務超過解消が必要となる。 薫田大二郎社長は、13年度は単年度で約8800万円の黒字になる見通しと、債務超過を大幅に削減する方針を示した。一方、「14年度に(残りの債務超過を)減らせるかは分からない。県、市、銀行に相談しないと」と話し、増資の可能性に触れた。 クラブは現在J2最下位で、株主からは降格の不安や強化の必要性を訴える質問が寄せられた。(共同)