宮崎県警は11日、家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)が発生した宮崎県木城町高城の養豚場から、事務机や洗濯機など10点(約5万円相当)が盗まれる窃盗事件が発生した、と発表した。殺処分などの防疫作業が済み、無人になったところに忍び込んだらしい。県は「発生農場への立ち入りは感染を媒介する可能性が高い」と警戒を呼びかけている。 高鍋署によると、養豚場の倉庫にあった事務机2脚、洗濯機2台、扇風機1台、パイプいす5脚が盗まれた。ここでは5月22日に感染した疑いのある豚が確認され、23日までに数百頭の殺処分と消毒が行われた。その後は、無人状態になっていたという。 県によると、家畜伝染病予防法に基づく指針では、発生農場への立ち入りは殺処分や消毒などを終えた後も、21日間は禁じられる。