参院は15日の本会議で、東日本大震災への国際的支援に感謝する決議を全会一致で可決した。ただ、衆院では自民党の反発で本会議直前に採決を22日以降に先送りした。 自民党は民主党との間で衆院の決議案の文言調整に応じてきたが、民主党が12日の衆院本会議で郵政改革特別委員会の設置を議決したことで硬化。15日には、決議案に列挙する支援国・地域名からパラオが抜けていることが判明するなど、政府側の不手際も明らかになった。 参院で採決された決議文は、国際的な支援活動に対して「被災者はもとより、わが国国民にとって苦難の中で希望のよりどころとなり、復興に立ち向かう勇気を奮い起こし、決意を新たにする大きな糧となった」としている。