自民党衆院議員の後援会の旅行で、関西電力が参加者の交通費を負担していたことが2日、本紙の取材でわかりました。美浜原発と議員の地元を往復400キロの送迎という手厚い交通費の負担は政治資金規正法の寄付行為にあたる可能性があります。(矢野昌弘) 寄付に該当 「規正法」違反の疑いも 関西電力の交通費負担がわかったのは、自民党の竹本直一衆院議員の政治団体「竹本直一後援会」が2008年12月に開催した「12/14美浜原子力発電所視察旅行」です。 政治資金収支報告書と領収書によると、この旅行は宿泊をともなったものでした。約20人から40人規模の参加者があったとみられます。一行は美浜町内の旅館に宿泊しています。 “理解のため…” 旅程は、竹本議員の地元、大阪府富田林市から関西電力美浜原発がある福井県美浜町にいくもの。片道200キロの距離があり、旅行の中身に、原発視察以外のものも含まれていた可能性があります
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