長崎県で起きたストーカー殺人事件で、千葉県の習志野警察署の署員が被害届を受理せずに慰安旅行に行っていた問題で、千葉県警察本部は、旅行が捜査に与えた影響を認める再検証の結果を公表しました。この問題は、警察の第一線の現場や幹部たちが被害者や国民の声に向き合うことができず、危機意識が希薄になっている実態を浮き彫りにしました。 今夜は、今回の事件を通して、国民からの不信が強まっている警察の問題点と今後のあり方を考えます。 それだけでなく、被害届の受理を先送りしておきながら、担当の課長らが慰安旅行に行っていたことを、先月、公表した検証結果で明らかにせず、遺族からの要請を受けて再検証を行う事態に追い込まれました。 この事件をめぐる警察の対応と、再検証の結果をみてみます。 (VTR)事件は去年12月に起きました。ストーカー被害を受けていた女性の母親と祖母が長崎県で殺害され、筒井郷太容疑者が逮捕されまし