27日公開された衆院議員の資産等報告書で、少なくとも24人が東京23区内にマンションなどを所有しながら、赤坂や青山の議員宿舎に入居していることがわかった。 議院運営委員会は「23区内に住居を持つ議員は宿舎に入居できない」と基準を定めるが、「家族が住んでいて本人が住めない」との理由でも入居が認められるなど骨抜きになっており、識者は「そもそも好待遇なのに、都心に住宅を持ちながら格安の宿舎に入るのは問題」と指摘する。 東京・原宿近くの閑静な住宅街。岸田文雄外相(自民)は、ここの6階建てマンションの1室(約92平方メートル)を親族と共有する。築16年で国会がある永田町まで約4キロ。不動産業者によると賃貸なら家賃は月40万円ほどという。岸田事務所は「相続した共有不動産で母親が住んでいる。赤坂の議員宿舎には所定の手続きを経て入居している」と説明する。 小林史明議員(自民)は、港区芝浦の再開発地区