●SFである・ない論争 ガンダムブーム(第二次アニメブーム)の頃に起こった、おそらくはアニメ史上もっとも有名な「論争」(笑) 今となっては信じられないことだが、昔(ガンダム以前・・・一年戦争前、という意味で「戦前」というらしい・・・笑)の「オタク」の中心はいわゆる「SF者」だった(今はゲームオタクだよね、多分)。 この「SF」というジャンル。いろいろあって「ガンダム」ブームの80年代頭にはかなりジャンルとしての勢いを失い始めていた。 そこに登場したのが「宇宙船艦ヤマト」であり「機動戦士ガンダム」だった。 「ヤマト」はともかく、「ガンダム」は「これがSFアニメの新時代だ!」と当時のオタク達は熱狂した。 繰り返すが、当時は「SF者」と「アニメファン」は今以上に被っていたのだ。 だが、そんなブームの加熱の中、当時既に事実上「アニメ誌」となっていた「OUT」に掲載された