綿井健陽氏が、光市事件について裁判の判決が自分の見解を否定したら引退するという趣旨の発言をしたというのに辞めないと言っているから、不当ではないかとの声があがっているそうだ。 彼も変なことを言ったものだ。裁判官が正しいとは限らない。むしろ、事実認定はもちろんのこと法律的にもトンデモな場合が多いものだ。これは常識だろう。なのに、判決が違ったら責任をとるとは奇妙である。 これが、例えば冤罪事件で特に有名な八海事件を描いた映画「真昼の暗黒」の製作にさいして、今井正監督は脚本家の橋本忍氏とともに緻密な調査をしたうえで、最高裁からの度重なる圧力をはね除けて、もしもこの映画が間違っていたらもう映画監督を辞めると言ったけれど、このような意味なら、理解できる。 しかし、これとは違う。だから辞めることはない。それは辞める条件がそもそも変だからだ。変なことを言ってしまった場合、それに合わせることはない。変だった
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