タグ

進化論に関するkyota98のブックマーク (7)

  • 書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    宗教の起源 作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にとって適応度を下げるものであることを前提にして)進化的に形成された適応的な認知傾向による副産物だとするもの(アトラン,ボイヤーなど),原始宗教は副産物であり,さらに組織化された宗教にはミーム複合体の側面もあるとするもの(デネット,ドーキンスなど),文化進化として説明するもの(ライトなど),マルチレベル淘汰をもちだして集団や社会にとって適応的であると説明するもの(DSウィルソンなど)などがあった.書では,前提を見直して宗教は個体にとって適応的だったのではないかという観点から説明を試みるものになる.そしてその説明はこれまでのダンバーの研究領域である

    書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • Daily Life:生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか

    July 16, 2020 生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか 最近発表された人間行動進化学会の声明の中で、「自然主義的誤謬」という哲学由来の概念が使われていた。 そこでは、自然主義的誤謬が、「「自然の状態」を「あるべき状態だ」もしくは「望ましい状態だ」とする自然主義的誤謬と呼ばれる「間違い」」という言い方で紹介されている。これを倫理学者が聞いたなら「いや、自然主義的誤謬はそういう意味じゃないんだけどなあ」と言いたくなるところであろう。しかし、進化生物学者と「自然主義的誤謬」という概念の付き合いはかなり長く、それなりの経緯がある。稿の目的はとりあえずその経緯を追うことで、「自然主義的誤謬」という概念の適切な用法とはなんだろうかということを考えることである。 最初に断っておくが、稿はいかなる意味でも体系的なサーベイとはなっていない。どちらかといえば、目立つ事例いくつかをつ

  • 脳が対側支配をする進化的な利点は何か - 知識のサラダボウル

    (著) 山拓 神経解剖を学ぶと、次のような疑問は自然と生じると思います。それは「なぜ脳では対側支配(contralateral innervation)があるのか」というものです。ここでの対側とは、身体の正中線に対し反対側のことを指します。例としては左運動野が右側の筋群を、右運動野が左側の筋群を制御するといった対側制御(contralateral control)が挙げられます。何ともややこしい配線ですが、なぜ同側支配ではダメだったのでしょうか?対側支配をする利点はあるのでしょうか? かなり基的な内容に対する疑問ではありますが、この問題はRamón y Cajalの1898年の論文に端を発します (Ramón y Cajal. 1898)。古くはHippocratesも、左頭部負傷が右の筋群の運動に影響を与えることを知っていたようです (Vulliemoz et al., Lancet

    脳が対側支配をする進化的な利点は何か - 知識のサラダボウル
  • 結婚できないヒトの遺伝子と少子化の原因 - デマこい!

    ビールを片手に、彼女は言った。 「どうしてあたしが子供を産まなくちゃいけないの」 苦みの強い、英国産のエールだ。フィッシュ&チップスをつまみながら彼女は続ける。 「結婚や子育ては、余裕のある人がすればいい。あたしは働いて、税金を納めて、子育てしている人を支援すればいい。あたしが子供を産まなくても、他の誰かが産めばいいでしょ」 社会人になってから知り合った友人で、私よりもはるかに安定した職業に就いている。にもかかわらず、彼女は子供を産みたいと思わないらしい。 生物としてヒトを考える場合、彼女の発言は不自然に思える。 生物はつがいを作り、繁殖することを最大の目的にしているのではないか。結婚や出産を諦める個体が存在するのは、ヒトが他の動物とは違うから──高貴な精神性を持った存在だからだ──と、考えてしまいがちだ。わざわざ子孫を減らすなんて、「少子化」は進化論から反した現象のように思える。 しかし

    結婚できないヒトの遺伝子と少子化の原因 - デマこい!
  • The complete work of Charles Darwin

    The world's largest resource on Darwin Intro FB Press What's new? Edited by John van Wyhe "a monumental scholarly and bibliographic achievement." Journal of Victorian Culture • Publications (bibliography) Origin, Beagle, Descent Life & letters, Darwin & Henslow Autobiography, Beagle diary, Zoology notes, Natural selection... • Manuscripts (catalogue) Notebooks, Beagle diary, Origin drafts, Journal

  • 生命科学の明日はどっちだ?第3回 コンドルは飛んでいる、メンデルは跳んでいる!

    生命科学の明日はどっちだ?第3回 コンドルは飛んでいる、メンデルは跳んでいる! 今回は古典のお話です 前回,最先端? の生命科学について論じたが,今回は時代を遡って,近代生物学の原点であるメンデルのお話しである.なんでいまさらメンデルなんだ? こいつ,古典を出して教養があるふりでもしたいんちゃうか? といぶかしむ向きもあるだろうが,じつは,まったくそのとおりである.やっぱり連載に重みを出すには教養がにじみ出ないとな.それにはやっぱ古典だよ,うん. 最高の生物学者は誰か? 生物学者(あるいはその卵)なら誰でも「歴史上最大の発見をした生物学者は?」という話題で盛り上がったことがあるはずだ.物理学なら,おそらくニュートンかアインシュタインで決まりだろうが,生物学は幅が広いので,各人の興味によって意見が分かれそうだ.例えば候補者は,アリストテレスから始まって,分類学の創始者リンネ,ペニシ

  • 河田雅圭「はじめての進化論」

    更新情報 2005.4.1 更新、追加、改稿 2005.4.11 『進化論の見方』のpdf版を公開 2012.2.26 『進化論の見方』のibooks版を公開 サイトについて このサイトは、1990年講談社発行の『はじめての進化論』の全文を掲載しています。著作権は著者である河田雅圭にあります。個人での非商用利用、大学などの教育機関での利用、サークルやセミナーでの利用に限ってコピーを許可します。すべての文、図、写真の商用による無断転載を禁止します。引用は河田(1990)『はじめての進化論』講談社でお願いします。 なを、内容は、1989年に書かれたものであり、内容的に不十分なところがあります。今後、項目を増やしたり、最近の知見なども入て、今後改稿していく予定です。更新や追加は主にHTML版で行います。 感想、ご意見があれば以下までお知らせください。また、リンクは自由ですが、リンクの時はこ

  • 1