富士フイルムはブルーレイ・ディスク(BD)の100倍以上となる15テラ(テラは1兆)バイトの記憶容量が見込める光ディスク技術を開発した。 レーザー光を吸収しわずかに膨らむ樹脂を使い、記録層を100層まで重ねられる。 データセンターに導入すればコストを現在主流のハードディスクの約3分の1に減らせる。 まず1テラバイトから、1枚当たり約千円で3年後の販売を目指す。 市販のBDは片面3層で記憶容量が100ギガ(ギガは10億)バイトが最高。 新技術は現時点で20層、片面で500ギガバイト(0.5テラバイト)を達成した。 半導体メモリーに使う信号処理技術なども活用して容量を増やし、13年後に100層、7.5テラバイトを実現する計画。 両面を使えばBDの150倍の15テラバイトになる。 1回だけ書き込める追記型で、記録層はレーザー光を効率よく吸収する色素と一般的な樹脂を組み合わせて作った。 光の波長は