<<前回からの続き。素朴で初歩的すぎる記載があることは十分承知しているが、学生向けの記述であり、自発的な調査、発展的な考察を学生たちに促す意図が込められている、という文脈を忘れずにご参照いただきたい。>> 以下思い付くままに、多少の重複は許しながら、このレポート課題に関わりのありそうな話題を記述していく。 ●史実とフィクションについて このレポート課題では史実とフィクションの違い、ということにこだわっている。文学や歴史学の専門家の先生方から言わせると非常に素朴すぎるかもしれないが、初心者が調べながらレポートを書くという目的であることを断った上で、出発点としてそれらの定義の例を書いてみよう。(もちろん、自分なりに色々考えて議論することが必要。) 史実: 史料という証拠から推論される事柄。史実は必ずしも過去の事柄の全てを表現しているわけではない。ましてや「過去にあった事実」そのものでもない。例