論文とはなにか ■論文とは何か 「論文」とは何でしょう。たとえばレポートとはどう違うのか。 おそらく皆さんは、これまで受けてきた大学の授業で次のように言われたことはなかったでしょうか。 「小学校から高校までは与えられたものを消化すること(覚えること)が勉強だったが、大学での勉強というのは「自分の頭で考える」ことだ」、とか、「問題意識を持つことが重要だ」とか。 でも、「自分の頭で考える」にはどうすればいいのか、あるいは「問題意識」なるものはどうやったら持てるようになるのか、いやそもそも「問題意識」って何? でもまあ、言わせてもらえば、「自分の頭で考える」ための、また「問題意識を持つ」ためのその具体的な道筋を示すことなしに「問題意識を持て」などと繰り返すのは、まあ、単なるお説教にとどまっているわけで。 一言でいれば、「自分の頭で考える方法」、あるいは「問題意識を持つ方法」とは、「問いを立てるこ
どんな場合なら、著作権者の許可なく作品を使っても良いのか?今回はネットや学校生活で、実はもっともトラブル多発の「引用」から学びましょう。 引用(32条) 引用とは、人の作品を自分の作品に引いてきて紹介することです。エッセイやレポートで、良くカッコなどでくくって既存の作品や論文の一節を記載しますね。あれが典型的な引用です。文章に限らず、映画や舞台の中で誰かの小説の一節を引用することもあれば、評論の中で既存の絵画や楽譜などを引用することもあります。企業のプレゼンで、政府や他の企業の発表を紹介するのもある種の引用です。引用は私たちの教育・文化・ビジネスなどの営みでは最も重要な行為のひとつで、それ無しでは社会は成り立たないほどでしょう。ただし、実は著作権のトラブルもとっても多い分野です。 2013年から、全ての博士論文のネット公開が義務付けられました。とても意義ある試みですが、ここでにわかに脚光を
研究室紀要「授業実践開発研究」ISSN 1884-8818 第十六巻 2023年3月 はじめに 目次 藤川 大祐 学校における「迷惑ゲーム」 ―メタゲーム言説のメタ分析をふまえて― 安部 唯花 正義から私的制裁について考える道徳科の授業開発 佐伯 虹花 アンコンシャス・バイアスとの向き合い方について考える授業の開発 ―マイノリティに関する問題を題材として― 在原 徹 遵法精神を多面的に考える道徳科の授業の教材開発 雜賀 ますみ 特別支援教育における図形領域の授業の開発 ―シュタイナー教育のフォルメンを基にして― 古林 智美 経済的観点を用いて保育実践を捉える意義についての試論 ―『貨幣論』をたよりに保育実践を解釈する試みを通して― 小牧 瞳 アントレプレナーシップ教育の理論と実践から考察する 「エージェンシー」概念の研究 阿久津 大貴 オンラインを活用した探究的な学びを深める単元モデルの開
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こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30 読書猿Classic: between / beyond readers を書いたとき、「あとは穴埋めしたら論文を出力してるものが作れないか」みたいな話があったので、作ってみた。 何であれ、文章を書く骨法は、書きたいことではなく、書くべきことを(そしてそれだけを)書くことである。 問題は何を書くべきかであるが、幸いにして、論文については後述するようにほとんど決まっている。 結論から言えば、以下の表を埋めていくだけで、論文の骨組みができあがる。 必要な項目は揃い、しかるべき順序で並ぶ。 論文穴埋めシート こんな簡単な穴埋め表がこれまであまり取り上げられなかったのは、わざわざ作るまでもないことも勿論あるが、その他にも次のような理由がある。 つまり、こうした穴埋め表が、 あなたは論文が書けないのではない。 研究ができないのだ。 という目の当
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論文のお話の続きです。 アメリカではPublish or perishと昔から言われているように、論文を出さない研究者は消える(職を得られない、職が維持できない)のがさだめで、日本でも(昔は違ったようですが)現在の任期付きの研究者が置かれている状況は同じです。点を取れないフォワードや、勝てない監督がクビになるのと同じですが、問題はスポーツと違い、研究の良し悪しの評価がものすごく難しい点です。昨年の記事(次世代の研究者を育てるには?)でも書いた、「評価」の問題です。 研究者を評価する一番単純な方法は、論文数です。例えば、今までに何報の論文を発表したか。しかし、世界には様々な学術誌があり、ネイチャー、サイエンス、PNAS等とっても競争率の高いものから、その反対のものまであります。よって、数さえあればよいという訳ではありません。 どの雑誌がよく読まれ、よく引用される論文を多く含むかを比較するため
院生時代に愛読していた『MASTERキートン』に好きな話がある。研究者と保険屋の間で「優秀な保険の調査員」であることに悩んでいたキートンが大学図書館に行ったときのもので、図書館でバイトしている院生がカウンターに現れた人物をキートンと知るや、その手を握りしめ「あんな素晴らしい論文初めて読みました!僕はあれを読んで研究者になろうと決心したんです!」と語り、言われたキートンがびっくりする、というシーンである。「あんな素晴らしい論文初めて読みました」と、いつか一度は言われてみたいものだと思いながら、その願いを果せず今に至っている。 論文の書き方を考えるときは、私の場合、いつも上手く書けていない、書いたけれど不満が残った、もっと上手になりたい、そんな風に思うときだと相場が決まっている。上手く書く方法や文章術についてネットで探せばいくらでも出てくる。文章読本の読本まであるご時世である。 けれど、そんな
三田図書館・情報学会誌論文(論文ID LIS003143) 著者Turner, Mabel 和文タイトルThe Role of National Standards in the Development of the School Library in the United States.(米国学校図書館の発展と全国基準) 英文タイトルThe Role of National Standards in the Development of the School Library in the United States 掲載号・頁No.3, p.143-150 発行日1965-07-01 和文抄録学校図書館基準は,1918年(中・高校),1925年(小学校),1945年(小・中・高校),の改訂推移を経て,1960年に現在の “Standards for School Library Prog
平成23年12月9日 東京大学社会科学研究所助教に係る論文等の不正行為及び博士の学位授与の取消しについて このたび、東京大学は、本学社会科学研究所安藤理(あんどうさとる)助教の論文等について、科学研究行動規範委員会における調査・審議を行った結果、四つの論文・著作に関して不正行為(盗用)の事実を認めたため、公表します(参考資料1)。 このうち、学位請求論文をめぐる不正行為については、本学学位規則第17条中の「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」に該当すると認定しました。このため、当該助教に対して本学が授与した博士(教育学)について、平成23年12月5日に取消しを決定し、当該助教に通知しましたのでお知らせします(参考資料2)。 本件に関する本学の見解については参考資料3,4のとおりです。 <参考資料> 1. 安藤 理東京大学社会科学研究所助教に係る論文の不正行為について 2.
ご無沙汰です。 最近イベントに足を運んでいなかったり,イベントに参加したとしても裏方さんだったりして,あんまりきちんとネタがありませんでした。あまつさえ,私的なネタでお茶を濁す日々。このまま放置するのも悔しいので,最近出た共著論文の舞台裏でも。共著者はまあ許してくれるだろう(←きちんと許諾はとりました)と思って,書き出してみます。おそらくあと1年後では忘れてしまっている部分も多いでしょうから。たぶん,需要がない方にはとことん需要がないですが,みたい方は続きからどうぞ。 きっかけは,どちらから言い出したんだっけ…と思いログをあさってみると,2010年の9月21日(火),共著者からのネタ振りがきっかけだった模様です。 だれか情報処理入門系の科目を持ってる他のせんせーと連携して授業中にTwitter等のソーシャルメディアが持つ「外と繋がる」感じを見せてみたいんだけど,どうかなあ.@literar
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