「五蘊(ごうん)」とは、「色蘊」「受蘊」「想蘊」「行蘊」「識蘊」5つのあつまりです。人間の身体も含め、この世の全ての構成要素がこの五蘊です。例えば、我々人間は一見同じに見えるが、常に変化しています。だから実体が無いということ。実体が無いことが「空」。原因と結果による因果関係による縁起であるから永久不変のものはない。この世は「空」の世界です。 ○みることの出来る現象的な存在 「色蘊」…私たちを取り巻く形ある世界(形) ○心や精神の働き 「受蘊」…感じる作用(感覚) 「想蘊」…想い浮かべる作用(概念) 「行蘊」…自己の心の働く方向(意志) 「識蘊」…自己の心でとらえている状態(意識) 「十二処(じゅうにしょ)」とは、 ○六根…「眼」「耳」「鼻」「舌」「身」「意」と ○六境…「色」「声」「香」「味」「触」「法」を合わせたのが十二処です。 六根… 「眼」「耳」「鼻」「舌」「身」「意(意識)」」は、