先週は、米国の緩和縮小観測により、我れ先にと新興国から資金が逃げだしました。 ASEAN5ヶ国ETFの1年チャート。 こうして並べてみると、途中経過に違いはあっても結果は大差なし。 +5~10%辺りに収斂する、往って来い相場。 これからはフィリピンだ、インドネシアの内需が堅い、与党が勝利のマレーシアだ、20年前の中国はベトナムだ等々、色々騒いでみても、市場は「QEが無ければ似たり寄ったりだろ」と言っていると思わざるを得ません。 なお、アジア通貨危機再来の可能性が一部で懸念されていますが、前回発火点となったタイは流石に反省し、今では短期対外債務の10倍以上の外貨準備を持ち、保守的な運営をしています。 仮に本格的に外資が引いた場合、危ないのは、ベトナム、インドネシア、韓国の順番ではないかと思われます。 株価から見て、ASEANよりも深刻なのは、かつての主役BRICS。 同じく1年で見ると、イン