国家公務員給与を平均7.8%削減する法案が19日午前の参院本会議で民主・自民・公明などの賛成多数で可決・成立しましたが、自民党でただ一人、西田昌司参院議員が「デフレ脱却につながらない」として造反しました。 「公務員給与削減はマクロ経済をわからない人間が感情面でやっている悪政中の悪政だ。とんでもない。だから止めなきゃならないと言っているわけです」(自民党 西田昌司参院議員) 西田氏はこのように述べ、現在の状況での公務員給与引き下げはデフレ脱却に繋がらないと法案に反対した理由を強調しました。また、給与削減法は民主党と連合が実現を目指している国家公務員の労働協約締結権の導入に繋がるものだと指摘し、法案に合意した執行部の対応を批判しました。 西田氏は造反による党の処分について「甘んじて受ける」としていますが、参院執行部は「大勢に影響はない」として処分を見送る方針です。(29日18:05)