ただいま科学未来館で「波瀾万丈!おかね道」という企画展をやっています。行動経済学などの知見を生かして、人間の認知のゆがみを明らかにしていこうという企画です。 さて、その特設サイトに「私のおかね道」というコーナーがあります。これは実際に体験してもらった人に感想を述べてもらうコーナーで、糸井重里氏や毛利衛氏など有名人が感想を述べています。その中で社会学者の古市憲寿先生が感想を述べています。 では、古市さんが考える「おかね道」とは? 僕自身は、「幸福イコールお金」だと思っています。なぜなら世の中のほとんどのことは、意外とお金で解決できるからです。例えば時間が足りないときは、お金があれば移動手段を選ぶことができる。仕事や人間関係の悩みも、別の場所に移動してしまえば解決できるでしょう。一生困らないくらいのお金が目の前にポンとあったら、ほとんどの悩みは消えるんじゃないでしょうか。現在の社会はお金を基軸