西日本を襲う豪雨被害が深刻化する7月5日夜にツイッターで発信された「赤坂自民亭」の記念写真。西村康稔官房副長官のツイッターより。 平成になって「最悪」となった西日本の豪雨災害のさなかの7月5日夜、こともあろうか安倍晋三首相が赤坂で「酒盛り」を開いていた。自民党所属の議員たちが毎月1回開いている「赤坂自民亭」と呼ばれる会合で、選挙区の酒や肴を持ち寄って集うものらしい。 一般市民の立ち入ることのできない、人目につきにくい議員宿舎を使って懇親するのは百歩譲って目をつぶるとしても、そこに災害対応に緊張感をもってあたるべき、安倍首相が参加していたことは看過できない。 無神経と堕落の体 翌日の記者会見で菅義偉官房長官は「やるべきことはやっている」と述べて、問題はないとの認識を示したが、これだけの人的被害を出し、はたして「やるべきことをやった」と言い切れるのか。政府が初動対応をもっと緊張感をもって行なえ