『大群獣ネズラ』(だいぐんじゅうネズラ)は、1964年(昭和39年)の正月興行で公開予定だった大映製作の日本の特撮映画作品。モノクロ、スタンダード。 昭和39年、東京都の南端に所在する離島・笹島に設置された三上宇宙食糧研究所にて、超高単位カロリーを持つ画期的な宇宙食「S602」の培養に、三上博士と助手の大久保らが成功する。しかし、S602を食べた島のネズミが突然変異して巨大化し、島の村落の人々や牛馬を喰い尽くして全滅させる。強大化したネズミたちは「ネズラ」と呼称され、三上博士らの調査を上回って海を渡り、銀座裏の下水道に巣食って増殖しながら東京を襲い始める。 猛威をふるうネズラを前に、三上博士はネズラを共食いさせ、「マンモス・ネズラ」としてさらに巨大化させることにより、その共倒れを図る。やがてマンモス・ネズラはネズラと争い始めるが、三上博士の協力者と思われたシュミット博士が国際諜報員の正体を