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  • 【書評】『憲法と世論―戦後日本人は憲法とどう向き合ってきたのか』境家史郎著(筑摩選書、2017年) | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

    書評(文献レビュー) 政治外交史 【書評】『憲法と世論―戦後日人は憲法とどう向き合ってきたのか』境家史郎著(筑摩選書、2017年) March 30, 2018 戦後70年 歴史 世論 憲法 政治外交検証:書評 評者:小宮 一夫(駒澤大学文学部非常勤講師) 1 はじめに 占領下の1947年5月3日に施行された日国憲法は、講和独立後も改正されることなく70年の歴史を持っている。憲法学者の西修氏によれば、現行の成文憲法において日国憲法は世界で14番目に古い歴史を有する(「各国憲法の制定年(~一九四〇年代)と改正の実際」『駒澤大学法学部研究紀要』69号、2011年)。 戦後、憲法改正をめざす動きが幾度もあったにもかかわらず、日で憲法改正が行われなかったのはなぜか。憲法学者の間では、国際的に見て日国憲法の改正条件が殊更に厳しいという含意はない。憲法改正のハードルが高い先進国でも、アメリカ

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  • 失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

    書評(文献レビュー) ポピュリズム 失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム March 3, 2021 政治 歴史 ポピュリズム ※稿は、2020年11月6日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第六回会合(ヘレナ・ローゼンブラット『リベラリズム――失われた歴史と現在』合評会)で報告した内容の一部である。 古田拓也(広島大学特任助教) リベラリティの呼び声 リベラリズムについての入門書といえば、長いこと藤原保信の『自由主義の再検討』であった。今でもある程度はそうである。しかしこの藤原の新書は、「再検討」というタイトル――原案は『自由主義への反省』というタイトル――からも察せられるように、単なる歴史というよりは、リベラリズムの乗り越えを図った著作でもある[1]。では藤原にとってこの〈イズム〉の何が問題なのか。一言でまとめるなら、リベラリズム世界の利己主義

    失われたリベラリズム、あるいはコーヒーを買ってきてくれるリベラリズム | 研究プログラム | 東京財団政策研究所
  • ポピュリズム研究の動向 | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

    稿は、2020年2月27日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第一回会合で報告した内容の一部である。 板橋拓己(成蹊大学法学部教授) 近年、政治学におけるポピュリズム研究の増加は凄まじい。それは何よりも、現実政治の動きを反映している。画期はやはり2016年であろう。この年、欧州連合(EU)離脱を問うイギリスの国民投票で離脱派が勝利し、またアメリカの大統領選で当初誰もがキワモノと思っていたドナルド・トランプが勝利した。そして、この大西洋の両岸で起きた「事件」を説明するキーワードとして脚光を浴びたのが、ポピュリズムである。たとえば『ニューヨーク・タイムズ』で「ポピュリズム(populism)」および「ポピュリスト(populist)」という語が用いられた回数は、2015年の671回から、2016年には1,399回と飛躍的に伸び、さらに2017年には2,537回となった。アカデミズム

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